私ども古美術骨董えんやは東京都品川区において、絵画・掛軸・骨董品・古美術品・中国古美術品・中国古書画・中国掛軸・茶道具・茶器・西洋アンティーク・遺品整理品から出た遺品の整理品・その他のお品物の出張買取、持込み買取(東京都渋谷区広尾本店)宅配買取を行っております。またメール・LINE(ライン)にて簡単無料画像査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
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品川区には、品川歴史館といって、昭和初期に建てられた書院造を備えた安田善助邸の建築部材を再使用し復元し、お茶会や華道などといった日本の伝統的文化活動に使用されている素晴らしい場所があります。その中に松滴庵(しょうてきあん)という茶室があり、当初は明治、大正、昭和時代において内閣総理大臣や大蔵大臣を務め、ダルマ蔵相という愛称で知られている高橋是清や、戦前の三井財閥の一員で製紙王と呼ばれ親しまれた藤原銀次郎など多くの戦前の政財界の著名人を招いて茶会が開催され、後に電通社長となる吉田秀雄氏の手にわたりました。この松滴庵は、年に一度文化の日にだけ一般公開され、お茶を楽しむことができます。品川区出身者には、日本を代表する版画家で特にエッチングによる制作を数多く手がけて活躍した中林忠良という方がいらっしゃいます。そして現代においては花鳥画で高い評価を得、イタリアのグローバルアースフェスティバル大賞など数多くの賞を受賞され、現在もなお品川区の芸術的作品に関わり続けている女流日本画家の鳥山玲さんが滞在していることでも有名です。東海寺には、服部南郭(はっとりなんかく)のお墓が存しています。彼は父に徳川綱吉の侍医、そして弟に徳川吉宗の侍医をもつ江戸時代中期の儒学者・文献学者・思想家であり、荻生徂徠(おぎゅうそらい、をぎうそらい)の高弟です。彼は雪舟、周文、狩野元信などを規範とし、独学で画業を学び、山水画、人物画を得意としていて、日本文人画の先駆者といわれています。この様に日本文人画は古くから芸術の中心を担っており、数多くの作品や有名人たちを輩出してきました。品川区には智恵子抄などの文学作品で、また短歌や彫刻などでも有名な高村光太郎の妻、智恵子が入院したゼームス坂病院が存しており、その跡地には智恵子の推定身長にあわせた高さで、智恵子の臨終を詠んだ光太郎の「レモン哀歌」が刻まれている碑が建立されていて、碑の前にはいつもレモンが供えられているそうです。そんな彼の父親は日本の仏師であり彫刻家の高村光雲です。彼は明治維新以後木彫が衰えそうになる中木彫に専念し西洋美術の要素を取り入れ木彫を現代にまでつなぐ重要な役割を担った人であります。上野恩賜公園にある西郷隆盛像や皇居前広場にある楠公像、また観音像など数多くの有名な作品を残していらっしゃいます。そんな父親の芸術の影響を受けたことや、更に東京美術学校彫刻科在学中にオーギュスト・ロダンの作品「考える人」とロダン自身に影響を受けたことで、日本独自の近代彫刻を創造する決意をし、渡仏しました。彼は十和田湖の湖畔に乙女の像などの像を制作したり、また、父光雲と同じように木彫やブロンズ像などの作品を残しました。そのような彫刻家の高村家にゆかりのある品川区にて私どもえんやは骨董品の買取をしています。また、茶掛、お茶杓、茶碗、棗、茶入、等、お手前用具、書付物ものはもちろん、お稽古道具のお茶道具や絵画・骨董品につきましても親切、丁寧な査定・買取を行っております。渋谷区広尾の店舗による持ち込み買取はもちろん、出張買取もいたします。全国出張可能で、北は北海道から南は鹿児島まで出張買取実績がございますので地方のご実家などでのお片づけの際なども、ぜひ『古美術骨董えんや』にご相談ください。