
三浦小平二の価値と相場を知るなら古美術骨董専門買取えんやグループへ
中国発祥の青磁釉薬を施す青磁器ですが、鎌倉時代〜安土桃山時代に日本に伝わったとされ、その青磁技術を元に独自技法「豆彩技法」と「西アジア風の装飾細工」を用い高い評価を受けた陶芸家「三浦小平二」
1997年には「青磁」の人間国宝にも認定されている作家で、代表作として挙げられるのがアジア・アフリカの風物をモチーフにした「青磁豆彩大皿 アフガンの楽土」「青磁豆彩蓋物 イエメン」「青磁豆彩茶碗 平和なアフガン」「青磁豆彩香炉 カシミール少女」が挙げられます。
三浦小平二作品は、数多くの博物館や美術館に収蔵されており、新潟市の「知足美術館」や国立市の「くにたち郷土文化館」には、三浦小平二の奥様から多くの作品が寄贈されており同施設では、2021年に「人間国宝 三浦小平二 旅と共に」を開催しています。その他にも、2006年に佐渡博物館、両津郷土博物館、相川郷土博物館で「人間国宝三浦小平二の世界」展が開催されるなど人気を博しています。
又、珍しいもので言いますと国立工芸館には「油彩による17歳の自画像」や五浦ハウスには、絵画・デッサンが展示されております。
三浦小平二作品を中心に著名な陶芸家作品をお持ちで、売却先をお探しになっている方がいらっしゃいましたら是非、陶芸品買取のえんやにお声がけ下さい。
三浦小平二の買取は美術工芸品・作家物買取えんやにお任せください。

鑑定人 | 遠藤大祐 |
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出身高校 | 法政二高 [ 野球部OB ] |
出身大学 | 法政大学社会学部 |
趣味 | 歴史の勉強及びゴルフ |
特技 | 鑑定及び野球・囲碁 |
加盟団体 | 東京商工会会員/東京美術倶楽部 桃李会会員/東京美術倶楽部 親和会会員/全国美術商連合会会員/東京美術倶楽部 桃椀会会員/東京美術倶楽部笹塚会 |
青磁の人間国宝【三浦小平二】
新潟県佐渡市の無名異焼窯元の家系に生まれます。祖父は三代・三浦常山です。大学は、東京藝術大学に進み卒業後は、人間国宝「加藤土師萌」の元で青磁技法を学びながら、青磁発祥の地である中国をはじめ、モンゴルなどのアジア諸国や中近東・東アフリカを訪れては各国の磁器を研究し自身の作品へ昇華させていきます。
新日展で初入選すると翌年の現代日本陶芸展では、数々の賞を獲得します。その後も、文部大臣賞受賞や文化庁買上作品に選出されるなど着実に著名作家への階段を昇っていきます。1990年に、パリ・ニューヨーク ギャラリーアーバンで「三浦小平二展」を開催し独自の青磁技法や異文化からインスパイアされたデザインが注目を集め、伝統と革新を融合させた彼の作品は、海外からも高く評価されるきっかけとなります。
三浦小平二は、母校である東京藝術大学にて後進の育成に尽力し2000年には、名誉教授に就任しています。その他にも、1996年に紫綬勲章を受章し翌年には、重要無形文化財保持者に認定されております。
三浦小平二の略歴
1933年 | 新潟県佐渡市の無名異焼窯元に生まれる。 |
1955年 | 東京芸術大学美術学部彫刻科卒業。 |
1967年 | 「第7回伝統工芸新作展」で《鈞窯花瓶》が優秀賞を受賞。 |
1976年 | 「第23回日本伝統工芸展」で《青磁大鉢》を出品し、文部大臣賞を受賞。 |
1990年 | パリ・ニューヨークのギャラリーアーバンで「三浦小平二展」が開催される。1995年 第42回日本伝統工芸展で日本工芸会保持者賞を受賞。 |
1997年 | 重要無形文化財「青磁」の保持者(人間国宝)に認定される。 |
2006年 | 「〔作陶50年〕人間国宝 三浦小平二展」を新潟三越・日本橋三越で開催。 |
2006年10月3日 | 国立市の自宅にて逝去 |
鑑定人が教える三浦小平二の作品価値と相場
三浦小平二は新潟県佐渡市の無名異焼の窯元に生まれますが、無名異焼の枠を超えて青磁の製作に陶芸家としての生命を見出した特異な作家です。青磁作家として歩む決意は台湾の故宮博物館で出会った南宋官窯の青磁の皿を見せられた時に自分の作った青磁釉薬と一緒だとわかった時で、その後佐渡の土との格闘を経て南宋官窯青磁を現在に甦らすことに成功しました。
三浦小平二はオリジナルを追求した作家で青磁にとどまらず、青磁の器に絵付けを施すという技を発見しシルクロードに連なる絵を描き残しました。従って三浦小平二作品で人気が高いのはアフガニスタンなどの絵付けがある青磁器でその中でも蓋物が高額買取となる一品と言えます。
三浦小平二作品の査定ポイント
三浦小平二は、佐渡の赤土(無名異土)を下地に使用し青磁釉をかけるオリジナル技法を生み出し唯一無二の作品を数多く作陶している陶芸作家として有名です。作品のモチーフには、磁器の研究の為に訪れたアジアやアフリカで目にした風物から影響を受けたデザインが多く描かれており作品の種類としては、壺・香炉・皿・茶碗・花瓶などです。
特に、豆彩技法による絵付けがある作品は、人気が高く初期より後期作品の方が査定価格の上昇に期待がもて、希少な茶器・蓋物・飾壺などは高額査定になりやすいです。又、展示会での掲載作品なども高額査定の部類です。
また、底部にサイン(「小」「小平二」)供箱の有無なども鑑定額をだすうえで重要です。もし、三浦小平二作品をお持ちで確かな鑑定と売却をご希望であれば、まず三浦小平二買取えんやにご相談下さいませ。
三浦小平二 買取実績
三浦小平二を売却する場合の鑑定機関と鑑定書
三浦小平二が逝去してから15年以上経ちますが、今もなお人気のある陶芸作家です。作品の種類や状態にもよりますが買取価格は、数万〜数十万以上の評価つきます。又、贋作が数多く出回っており、三浦小平二作品の真贋に関しては、正規の鑑定機関がございます。買取業者に依頼する際は、必ず著名な陶芸作家の鑑定実績を持つ専門店に依頼する事を強くお勧め致します。
陶芸品買取えんやでは、長きに渡り三浦小平二作品の真贋鑑定と買取を数多くおこなっており、お手元に三浦小平二作品をお持ちで売却をご検討されている際は、是非ご相談頂けますと幸いで御座います。必ずお力になれるかと存じます。
三浦小平二鑑定機関情報
一般財団法人 東美鑑定評価機構
〒105-0004 東京都港区新橋六丁目19番15号(東京美術倶楽部内)
TEL.03-3432-0713 FAX.03-3431-7606
三浦小平二作品をご売却頂いたお客様のお声
実家の建て替えに伴って売れるものから処分することになり出張で来てくれた御社に決めました。次に大切にしてくれる方にお渡ししますと言ってくれたのが嬉しかったです。
(60代 ご夫婦)
長年集めてきた陶芸品を処分したいので専門会社を探していました。遠方に暮らす息子に教えてもらいえんやさんを知りました。お電話でお話しした感じも良かったですし、専門知識もあって安心できました。
(60代 男性)
実家にあった壺や茶碗を査定買取してもらいました。父からは、三浦小平二という陶芸家の作品と聞いていたのですが、価値があるものなのか判断が難しいのでプロの方に査定してもらえて安心でした。父親も査定額に満足していました。
(30代 男性)
実家の整理で出てきたのは祖父の代からの陶芸品でした。知識のない私には、説明も難しくまずは画像で査定をしてもらいました。知識のある方々にみていただいて気持ちがスッキリしました。
(50代 男性)
三浦小平二作品の査定買取時に頂くご質問
- 三浦小平二の作品を所持してますが、本物なのか偽物かの判断が出来ません。
- 三浦小平二の作品には偽物が多く存在しますので、直接お品物を拝見させて頂き判断させて頂きます。「一般財団法人 東美鑑定評価機構」の鑑定が必要な場合もあります。ある場合は、査定金額をご提示致します。鑑定書が必要と判断をした際には、「一般財団法人 東美鑑定評価機構」の鑑定をとる作業に入ります。鑑定書発行前でも査定は可能ですが、買取は真贋後の買取となります。鑑定書の取得方法はお気軽にお尋ねください。
- 三浦小平二作品の査定金額、支払い方法を教えて頂けますか?
- 本物との判断ができた作品に対してはその場で査定金額をお伝えします。 ご了解を頂きましたら、現金でのお支払いとなります。お振り込みをご希望の際はお振り込み対応致します。
- 三浦小平二の買取相場は作品によって違いますか?
- 勿論、違います。作品によっても変わりますが希少性・時代背景・作品の保管状態・陶器の場合は外箱・鑑定書の有無などにより算出される買取価格となりますので、基本的には1点1点違うと考えてください。
- 三浦小平二の作品価値は上がっているのでしょうか?売却するか悩んでます。
- 三浦小平二の場合、お品物により買取評価が変わってまいります。展覧会での受賞作品や人気が高い絵付けが施されている作品は鑑定金額が他のお品物よりあがります。只、作品の状態も重要になりますので、三浦小平二が作陶した1つ1つの作品によって評価は変わります。
出張買取の流れ

お問い合わせ・訪問日調整
お電話・メール・LINEにてお問い合わせをいただき、専門の担当者がご相談内容をお伺いし出張査定の日程を決めさせていただきます。

ご訪問
事前に、お客様と調整いたしました日程と場所に鑑定士がお伺いさせていただきます。

お品物の査定
軒先・玄関先などにて、ご要望のお品を直接拝見し査定金額をお伝えさせていただきます。

査定金額にご納得をいただきましたら、お支払いいたします。
査定金額にご納得をいただけましたら、即現金にてその場でお支払いいたします。
また、お振込をご希望の際には翌営業日にお振込みさせていただきます。
※出張料やその他費用は、いかなる場合であってもいただきません。
充実の買取項目
骨董・古美術えんやでは、三浦小平二をはじめとする美術工芸品・作家物ジャンル以外にも幅広い美術品の取り扱いを行っております。記載のない美術品でも買取可能ですので、ご相談くださいませ。
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陶磁器・根付・古壷・蒔絵・指し物・堆朱・伊万里・時代家具・仏像・古道具など買取致します。また古い家屋や蔵などの整理の際は是非「えんや」をご指名ください。
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表千家・裏千家・武者小路千家の他、久田・堀内・小堀・薮内・山田など各流派書付ものの道具類など買取致します。また千家十職の作品、人間国宝など人気作家作品などから一般道具、お稽古道具まで全般的に買取致します。
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仏画・肉筆・版画・浮世絵・山水画・花鳥画・墨蹟古筆・色紙・短冊・画賛・手紙・消息など箱有り無しに関わらず、まずはご相談ください。
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陶磁器・根付・古壷・蒔絵・指し物・堆朱・伊万里・時代家具・仏像・古道具など買取致します。また古い家屋や蔵などの整理の際は是非「えんや」をご指名ください。
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洋画・日本画・版画はもちろん海外作家作品や復刻画も含め近代絵画から現代絵画まで幅広くお取扱い致します。文化勲章受章者はもちろんその他著名作家及び作者名が不明な作品なども買取対象となります。まずはご相談ください。
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陶磁器・書画を中心に堆朱・茶かご・鼻煙壷・翡翠の彫刻類など買取致します。
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ガレ・ドーム・ミューラー・ラリック・バカラなどのガラス工芸品やマイセン・KPM・セーブル・ウースターなど陶磁器類及び小物や家具、絵画・ブロンズ・彫刻などもお取扱い致します。
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甲冑とは戦闘の際に兵士が身につける伝統的な防具の総称。 骨董品買取のえんやでは他社では取り扱いの難しい甲冑でも買取致します。
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金・銀・白金(プラチナ)などの貴金属製品類も、取り扱っております。 まずはご相談ください。
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金属に細工をする工芸。またはその職人。金工品には金・銀・銅・錫・鉄等を主材料とした彫金等による甲冑、仏具、荘厳具、装身具、工匠具類などがある。
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漆(うるし)の木にキズをつけ、滲み出した樹液を採取し目的別に調整します。これを接着剤にしたり、塗料として使用しますが、その他に形そのものを造ることもできます。
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着物・和装小物、昭和レトロ・おもちゃ・古小家具・贈答品・ブランド品・貴金属・勲章・軍装などまずはご相談ください。
買取対応エリア
美術工芸品・作家物買取えんやは、三浦小平二作品を日本全国対象に出張買取させて頂きます。
北海道・東北 | 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 |
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信越・北陸 | 新潟県 長野県 富山県 石川県 福井県 |
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近畿 | 大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県 |
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