五代伊藤赤水(本名伊藤窯一)は、1941年新潟県・佐渡市相川町の無名異焼窯元、四代伊藤赤水の長男として生まれた。1966年京都工芸繊維大学を卒業後帰郷。祖父三代赤水について家業の無名異焼の伝統技法を修業した。1977年に五代伊藤赤水を襲名。作調は「窯変」と「練上」に大別される。窯変は穴窯によるもので、窯の中での焔の洗礼によって、器表に表れた不定形な赤と黒のコントラストとその境界に表れる微妙な変化が見所である。練上は地元の白・赤・黒の三種の陶土をこね合わせ、その切口の断面を鉢等の全体的な文様として構成する工芸技法によるもので、電気窯又は、ガス窯で焼成される。その作品は無名異焼の伝統に新生面を拓いた。2003年重要無形文化財「無名異焼」の保持者(人間国宝)に認定。
美術工芸品・作家物
- 川喜田 半泥子
- 北大路 魯山人
- 吉田美統(よしだ みのり)
- 吉賀大眉(よしか たいび)
- 館林 源石衛門
- 武要潤
- 鈴木治
- 富本憲吉
- 塚本快示(つかもとかいじ)
- 八木一夫(やぎ かずお)
- 山田常山(やまだじょうざん)
- 和太守卑良(わたもりひろ)
- 小野珀子
- 大倉陶園 (おおくらとうえん)
- 佐藤走波(さとう そうは)
- 薩摩焼
- 島岡達三
- 清水卯一(しみずういち)
- 杉本貞光
- 中田一於
- 中島宏(なかしま ひろし)
- 中里無庵(12代)
- 西岡小十(にしおかこじゅう)
- 野々村仁清
- 尾形乾山
- 岡部嶺男
- 九谷焼
- 楠部彌弌
- 近藤悠三(こんどうゆうぞう)
- 松井康成(まついこうせい)
- 三浦 竹泉(みうら ちくせん)
- 三浦小平二(みうらこへいじ)
- 三輪休雪(みわきゅうせつ)
- 宮川香山(真葛香山)
- 森陶岳
- 加藤卓男
- 加藤重高
- 加藤土師萌
- 河井寛次郎
- 川瀬忍
- 北村西望
- 木内克(きのうちよし)
- 岩田藤七
- 伊藤赤水(いとうせきすい)
- 岩尾利貞
- 柿右衛門
- 隠崎隆一
- 上出喜山(かみできざん)
- 加守田章二
- 金重素山
- 金重陶陽
- 波多野善蔵
- 今井政之
- 井上東也
- 伊勢崎淳(いせざきじゅん)
- 石井康治
- 板谷波山
- 沈寿官
- 藤本能道(ふじもとよしみち)
- 藤田喬平
- 藤原雄
- 藤原啓(ふじわらけい)
- 玉川堂
- 人間国宝 鈴木蔵(すずきおさむ)
- 人間国宝 山本陶秀
- こま
- 象牙彫刻
- 十三代 今泉今右衛門
- 十五代 坂倉新兵衛
- 青木龍山
- 荒川豊蔵
- 鹿児島 寿蔵(かごしま じゅぞう)
- 十三代 中里太郎右衛門
- 人間国宝 原清
- 人間国宝 井上萬二
- 人間国宝 金城次郎
- 清水六兵衛(きよみずろくべい)
- 永楽善五郎(えいらくぜんごろう)
- 江里 佐代子(えり さよこ)
- 現代作家
- 人間国宝 田村耕一
- 三代目 徳田八十吉(とくたやそきち)