
藤田喬平の価値と相場を知るなら古美術骨董専門買取えんやグループへ
ガラス工芸家「藤田喬平」と言えば、色ガラスに金箔や銀箔を溶かし込んだシリーズの「飾筥」です。このシリーズ作品に用いられた技法は、藤田が独自に生み出したもので他にも、フジタ・スタイルと呼ばれるヴェネツィア技術を取り入れた「ヴェニス花瓶」や手吹き技術の確立など日本のガラス工芸を国内から世界レベルに押上げた第一人者です。業界に新たな風を巻き起こし牽引した藤田は、2002年にガラス工芸家として初めて人間国宝に認定されています。それ以前にも、1997年には「文化功労者」に認定され、1999年には市川市から「市川市名誉市民」を授与されています。
藤田喬平は、1957年に上野松坂屋にて自身初の個展「藤田喬平手吹きガラス器新作展」を開催以降、40歳〜は日本橋高島屋で毎年のように個展開催をおこない、1973年の個展で人気シリーズ「飾筥」最初の作品「菖蒲」を発表し高い評価をうけます。その後、デンマークで開催された「世界のスタジオグラス展」に招待出品された事で世界的な名声を得ていきます。世界に飛び出した藤田喬平の「飾筥」を海外では、「ドリームボックス」とも呼ばれています。その由縁は、海外でインタビューを受けた藤田は、この筥に「夢を入れたら良い」と答えた事から海外で藤田の飾筥は。ドリームボックスの愛称で呼ばれる様になりました。
「飾筥」や「ヴェニス花瓶」以外にもお茶道具に使われる香合や茶碗をはじめ、皿・ランプシェードなど多種多様な作品を生み出しています。国内では、「東京国立近代美術館」「千葉県立美術館」「藤田喬平美術館」・海外では、「ベルリン国立美術館」「ルーブル装飾美術館」などが、藤田喬平作品を収蔵しております。
ガラス工芸品買取えんやでは、藤田喬平が制作した「飾筥」「ヴェニス花瓶」を年間通して買取しておりますので、売却をご検討の際はお声がけ頂けますと精いっぱいの鑑定買取をさせて頂きます。
藤田喬平の買取は美術工芸品・作家物買取えんやにお任せください。

鑑定人 | 遠藤大祐 |
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出身高校 | 法政二高 [ 野球部OB ] |
出身大学 | 法政大学社会学部 |
趣味 | 歴史の勉強及びゴルフ |
特技 | 鑑定及び野球・囲碁 |
加盟団体 | 東京商工会会員/東京美術倶楽部 桃李会会員/東京美術倶楽部 親和会会員/全国美術商連合会会員/東京美術倶楽部 桃椀会会員/東京美術倶楽部笹塚会 |
伝統と現代性を融合させ新たな世界を創ったガラス工芸家【藤田喬平】
ガラス工芸家「藤田喬平」は、東京都新宿区に生まれます。東京美術学校に進学すると「彫金」を学び卒業後の1946年には、第1回日展で金属で制作した造形作品「波」が初入選するも、1949年以降は、ガラス作家として制作活動をはじめ毎年のように個展を開催していきます。
1964年に発表した作品、流動ガラス「虹彩」が最初に脚光を集めるきっかけとなります。この作品は「現代日本の工芸」に招待出品されています。その9年後に、藤田喬平がガラス作家として確固たる地位を確定させる飾筥「菖蒲」を発表します。この飾筥シリーズは、日本伝統工芸「漆工」の表現方法をガラスに用い今までにない独創的な作品は、デンマークで開催された「世界のスタジオグラス展」に招待出展した際には、現代の琳派として称賛されます。又、藤田喬平の「飾筥」シリーズは、数多くの国際的な展示を通じて「世界の藤田」として評価を確立し、日本のガラス工芸を世界に知らしめたる重要な役割を果たしました。
藤田喬平の略歴
1921年 | 東京都新宿区百人町に生まれる |
1944年 | 東京美術学校工芸科彫金部卒業 |
1946年 | 第1回日展に造形作品「波」を出品し入選 |
1947年 | 岩田工芸硝子に入社 |
1957年 | 上野松坂屋にて第1回「藤田喬平手吹きガラス器新作展」開催 |
1961年 | 日本橋高島屋にて「藤田喬平硝子工芸創作展」開催(以降毎年開催) |
1964年 | 日本橋高島屋第4回個展にて、流動ガラス「虹彩」発表 |
1973年 | 日本橋高島屋第13回個展にて、飾筥最初の作品「菖蒲」発表 |
1975年 | デンマークの「世界のスタジオグラス展」に招待出品 |
1976年 | 日本ガラス工芸協会会長就任 |
1986年 | 第25回「日本現代工芸美術展」に招待出品し文部大臣賞受賞 |
1989年 | 恩賜賞・日本芸術院賞受賞、日本芸術院会員に就任 |
1991年 | 「古希記念 藤田喬平の世界展」開催(東京、大阪、京都、横浜高島屋巡回) |
1994年 | 勲三等瑞宝章受賞 |
1997年 | 文化功労者となる、紺綬褒章受賞 |
1998年 | ライフタイム・アチーブメント・アウォード受賞 |
1999年 | 市川市名誉市民となる |
2001年 | デンマーク コペンハーゲン装飾美術館にて個展開催、傘寿記念個展開催 |
2002年 | 文化勲章受章 |
2004年 | 83歳で逝去 |
鑑定人が教える藤田喬平の作品価値と相場
ガラス作家・藤田喬平は、実用品であるガラス工芸品を鑑賞される美術品としての高みまで押し上げ世に送り出した第一人者であり、先駆者であります。藤田喬平の作品は多岐に渡りますが、飾筥シリーズがもっとも評価が高い作品となっています。ヴェニスシリーズも人気作品です。
手吹花瓶・クリスタルなどは実用品として位置付けられますので藤田喬平作品の中では評価が低い部類となってきます。飾筥シリーズの中で最も人気なのは「龍田」や「紅葉」と題する所謂金赤の色彩で、10センチほどの小さい作品でも数十万円の買取評価が付く場合も。藤田喬平のガラス作品は多種多様な作品が創作されておりご売却をされる際は専門家に相談することが肝要です。
藤田喬平の査定ポイント
藤田喬平作品では、売却予定のお品物が人気シリーズかどうか?と言う点が重要です。シリーズで言えば「飾筥」「ヴェニス」が挙げられます。次に、人気作品の中でもデザインや展覧会への出品歴・受賞歴の有無などが評価に影響致します。その他に保存状態も重要です。ガラス製品は、傷や欠け・日焼けなどしやすいので美品であれば価値があがります。
最後に最も重要な査定ポイントとして、必ず信頼できる専門の買取業者に依頼する事です。藤田喬平は、世界で人気の作家ですので贋作が数多く出回っております。勿論、贋作の品質もピンキリですが、精巧に作られている品物もあるため確かな目利きと鑑定実績を持つ鑑定人であるかが必要です。もし、藤田喬平作品をお持ちで確かな鑑定売却をご希望であれば、まず藤田喬平買取のえんやにご相談下さいませ。
藤田喬平 買取実績
藤田喬平作品をご売却頂いたお客様のお声
昨年、亡くなった父は骨董集めが趣味で多くの品物を所有していましたが、早めに片付けておこうと思いました。骨董の価値の判断は素人では難しいのでプロの方にお手伝いいただきました。小さい入れ物で見た目が綺麗なものがビックリ価格で驚きました。
(50代 女性)
藤田喬平など好きな作家の美術品が増え続け、妻からも整理するよう言われました。せっかく家まで出張してもらえたので手放すことにしました。良い機会でした。お世話になりました。
(70代 男性)
実家の倉庫に眠っている古い品々を見てもらいました。説明が難しいため携帯電話で画像を撮影して送りました。下手に動かすことができないため助かりました。
(30代 女性)
ヴェニス花瓶(藤田喬平作)やぐい呑み・茶碗などを処分したくて、家の売却をお願いしている不動産屋さんから紹介してもらいました。社長さんが来てくれて安心してお任せできます。
(70代 男性)
藤田喬平作品の査定買取時に頂くご質問
- 藤田喬平の買取相場価格はどのようにして決まるのですか?
- ヴェニス花瓶・飾筥・茶碗・ぐい呑み・皿の相場は、骨董専門業者間の交換会取引事例やオークションの落札価格が参考となり、それぞれの販売業者が感覚で決めることになります。ただし、飾筥の買取価格は制作時期、技法の種類、状態の良し悪しなどを勘案して算出される金額となりますので、基本的に1点1点買取価格は違うと考えた方が正しいと言えます。
- 作品の保存状態は査定にどの程度影響しますか?
- 藤田喬平の作品の素材はガラスの為、ヒビや欠けなどの破損がある場合、査定額が大幅に下がる可能性が御座います。日頃からのお取り扱いに気を付けて下さいませ。
- 藤田喬平作品を売却する際に鑑定書は必要ですか?
- 必要ありません。なぜなら、藤田喬平作品の正規鑑定機関が御座いません。作品自体の状態や価値で正しく鑑定させて頂きます。
- 出張買取は土曜日でも可能ですか?
- はい。大丈夫です。土日・祝日でも対応可能です。日本全国を対象に出張買取をおこなっておりますのでご安心下さいませ。又、LINE・メールで事前に簡易査定をする事も出来ますので、お気軽にご相談下さいませ。
出張買取の流れ

お問い合わせ・訪問日調整
お電話・メール・LINEにてお問い合わせをいただき、専門の担当者がご相談内容をお伺いし出張査定の日程を決めさせていただきます。

ご訪問
事前に、お客様と調整いたしました日程と場所に鑑定士がお伺いさせていただきます。

お品物の査定
軒先・玄関先などにて、ご要望のお品を直接拝見し査定金額をお伝えさせていただきます。

査定金額にご納得をいただきましたら、お支払いいたします。
査定金額にご納得をいただけましたら、即現金にてその場でお支払いいたします。
また、お振込をご希望の際には翌営業日にお振込みさせていただきます。
※出張料やその他費用は、いかなる場合であってもいただきません。
充実の買取項目
骨董・古美術えんやでは、藤田喬平をはじめとする美術工芸品・作家物ジャンル以外にも幅広い美術品の取り扱いを行っております。記載のない美術品でも買取可能ですので、ご相談くださいませ。
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陶磁器・根付・古壷・蒔絵・指し物・堆朱・伊万里・時代家具・仏像・古道具など買取致します。また古い家屋や蔵などの整理の際は是非「えんや」をご指名ください。
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表千家・裏千家・武者小路千家の他、久田・堀内・小堀・薮内・山田など各流派書付ものの道具類など買取致します。また千家十職の作品、人間国宝など人気作家作品などから一般道具、お稽古道具まで全般的に買取致します。
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仏画・肉筆・版画・浮世絵・山水画・花鳥画・墨蹟古筆・色紙・短冊・画賛・手紙・消息など箱有り無しに関わらず、まずはご相談ください。
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陶磁器・根付・古壷・蒔絵・指し物・堆朱・伊万里・時代家具・仏像・古道具など買取致します。また古い家屋や蔵などの整理の際は是非「えんや」をご指名ください。
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洋画・日本画・版画はもちろん海外作家作品や復刻画も含め近代絵画から現代絵画まで幅広くお取扱い致します。文化勲章受章者はもちろんその他著名作家及び作者名が不明な作品なども買取対象となります。まずはご相談ください。
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陶磁器・書画を中心に堆朱・茶かご・鼻煙壷・翡翠の彫刻類など買取致します。
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ガレ・ドーム・ミューラー・ラリック・バカラなどのガラス工芸品やマイセン・KPM・セーブル・ウースターなど陶磁器類及び小物や家具、絵画・ブロンズ・彫刻などもお取扱い致します。
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甲冑とは戦闘の際に兵士が身につける伝統的な防具の総称。 骨董品買取のえんやでは他社では取り扱いの難しい甲冑でも買取致します。
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金・銀・白金(プラチナ)などの貴金属製品類も、取り扱っております。 まずはご相談ください。
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金属に細工をする工芸。またはその職人。金工品には金・銀・銅・錫・鉄等を主材料とした彫金等による甲冑、仏具、荘厳具、装身具、工匠具類などがある。
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漆(うるし)の木にキズをつけ、滲み出した樹液を採取し目的別に調整します。これを接着剤にしたり、塗料として使用しますが、その他に形そのものを造ることもできます。
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着物・和装小物、昭和レトロ・おもちゃ・古小家具・贈答品・ブランド品・貴金属・勲章・軍装などまずはご相談ください。
買取対応エリア
美術工芸品・作家物買取えんやは、藤田喬平作品を日本全国対象に出張買取させて頂きます。
北海道・東北 | 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 |
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東海 | 愛知県 岐阜県 静岡県 三重県 |
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