私ども古美術・骨董えんやでは、山口県下関市において骨董品、古美術品、工芸品、掛軸、中国骨董品、中国古美術品、仏教古美術品、仏教絵画掛軸、朝鮮古美術、朝鮮民画掛軸、中国古陶磁器、朝鮮古陶磁器、高麗青磁、李朝白磁、唐物骨董品、唐物書画掛軸、安南古陶磁器、南蛮古美術品、桃山古陶磁器、桃山古書画掛軸、現代工芸品、人間国宝(重要無形文化財保持者)などの工芸品、文化勲章受章者の作品、現代美術品などの買取・査定・鑑定を行っております。山口県下関市への出張買取はもちろん、店頭買取・持込買取(下関店)、宅配買取も行っております。又、メール、ライン画像による簡単無料買取・査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
お持込買取の際は不在にしていることもございますので必ず事前のアポイントメントをお願い致します。また宅配買取の場合、発送前に一度ご連絡ください。発送時の注意点等お伝え事項がございます。
しばしば、山口県下関市では「トルソ」と呼ばれる木彫の美術工芸品が、骨董市場や古美術市場に出回る傾向にあります。トルソとは、マネキンで言う胴体だけの部分で、顔や手足がないスタイル。このトルソの木彫作品を、彫刻家として歩み始めた時期に多く残したのが、下関市とゆかりのある植木茂でした。
札幌市に生まれた植木茂は、のちに進学する札幌一中の先輩であり、北海道洋画壇の黎明期を支えた三岸好太郎に師事。当初は洋画家として頭角を現した植木茂ですが、三岸好太郎の他界で彫刻家に転身し、間もなくして下関市に移り住んだといわれています。
下関時代は5年ほどと伝えられているものの、下関市立美術館が所蔵する植木茂の彫刻コレクションは100点以上。地元の名コレクターや個人蔵からの寄贈が多く、いわば彫刻家・植木茂の初期作品にあたるため、値打ちの高さを伺わせるところです。
晩年の植木茂は鉄を使った造形作品、いわば前衛美術で名を残していますが、木彫の評価は河井寛次郎が引き合いに出されるほど。植木茂も河井寛次郎も、江戸時代に活躍した円空や木喰を私淑していたことから、比較対象として取り上げられています。それとは別に、下関市豊浦町に黄孫窯を構える森野清和も、郷土が誇る名匠の1人。大学時代に産業陶器を学んだ森野清和は、沖縄にわたり壺屋焼を習得したのち、萩焼の名門「三輪窯」で薫陶を受けた異色のキャリアを有する陶芸家です。
古美術骨董えんやでは下関市を対象に、古美術品や骨董品の買取・査定・鑑定を積極的に実施中です。また現代美術工芸品をはじめ、人形師作家物や木竹工芸品、ガラス工芸品、陶芸、彫刻、金工、蒔絵漆芸といったものまで、広範囲にわたって対応しています。主な現代美術工芸品については、以下の通りです。
【日本の現代美術工芸品】
彫刻(植木茂)・陶芸(森野清和)・木工・ガラス・金工・漆芸・人形・染織・截金・武具や甲冑・刀剣
幅広い骨董品・古美術品を取扱っておりますが、特に著名作家の「北大路魯山人」と「河井寛次郎」は、多彩な芸術性を誇った人気の作家です。両雄が残した作品は陶芸にとどまることなく、書道家としても高い評価を得る歴史的な人物です。古美術骨董えんやは、作家のそうした潜在性にも着目しています。古書画の掛け軸はもちろん、お客様ご自身が「これはお宝だ!」と思う骨董品や古美術品でも構いません。売却をご希望される際は、ぜひ古美術骨董えんやまでご連絡ください。下関市まで出張させていただき、買取いたします。
古美術骨董えんやならではといえるのが、中国の骨董品・古美術品の買取実績を有する点です。代表例として、中国の元・明・清時代における、書画掛軸や陶磁器、堆朱工芸品、中国古銅器、李朝家具が挙げられます。またチベット金銅仏と呼ばれる、希少価値な骨董品の買取実績も少なくありません。おかげさまで中国製の査定や鑑定ノウハウに定評をいただいております。安南古陶磁器や南蛮古美術品、中国玉工芸品、中国堆朱工芸品などの売却を下関市にお住まいの方でご希望される際は、安心してご連絡ください。
独自技術で発展を遂げ究極の美しさを持つ「高麗青磁」などの取扱いも豊富です。特に青磁器は、12世紀ごろから高級名品として受け継がれており、朝鮮半島では抜群の価値を誇ります。また17世紀以降に朝鮮で発達した白磁器「李朝白磁」、李氏朝鮮時代の以前から伝わる格式の高い「高麗鍍金仏」「金銅仏」も買取・売却で人気のある骨董品です。
そのほか、ヨーロッパ屈指の現代美術工芸品の買取実績もあります。
【ヨーロッパの現代美術工芸品買取代表例】
ブロンズ彫刻:パブロ・ピカソ、オーギュスト・ロダン、ジャン・コクトー、オシップ・ザッキン
ガラス:エミール・ガレ、ナンシー・ドーム、ルネ・ラリック、アルジー・ルソー、アルマリック・ワルター
陶磁器:バーナードリーチ、ルーシーリー
【マルチな芸術家「エミール・ガレ」と「アール・ヌーヴォー」】
エミール・ガレといえば、19世紀を代表するフランス出身のガラス工芸家。同じくフランスを拠点に活動した天才画家「パブロ・ピカソ」より40年ほど早く生まれ、両者はジャンルこそ違うものの“双璧”と呼ぶ歴史研究家も少なくありません。また、ピカソが絵画のみならずブロンズ彫刻の巨匠としても知られるように、ガレも多彩な才能を発揮した芸術家の一人です。それを世界に知らしめたのが、1889年に開催されたパリ万国博覧会でした。
青緑の四層ガラスを施した「アンティーク・グリーン」でグランプリを受賞し、陶器部門でも金メダル、家具部門では銀賞を受賞。マルチな装飾工芸家として国際的な評価を得ることに。その一方でガレは、自身の出身地であるフランス・ナンシー市から、世界で美術運動を展開した「アール・ヌーヴォー」のメンバーとしても有名です。アール・ヌーヴォーの中心地であるナンシー市には、ガレの作品が多く収蔵されているナンシー美術館もあります。
またアール・ヌーヴォーは、世界中に複数の建築物も残しました。その代表作の一つが、スペイン・バルセロナの誇る世界遺産「サグラダ・ファミリア」です。これに着手した世界的建築家「アントニ・ガウディ」もアール・ヌーヴォーを代表する一人。サグラダ・ファミリアは、当時から現在にかけて建設中であることから、「アール・ヌーヴォーの遺産」としても知られています。
ヨーロッパや中国に限らず、アメリカ産をはじめとする世界各国の買取実績も豊富です。一方、日本古来の木彫仏や石仏の依頼も多くあります。山口県下関市で骨董品や古美術品の売却をご希望でしたら、ぜひ古美術骨董えんやへの買取査定をご用命ください。
まずは、買取専用フリーダイヤル0120-808-896またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。