練馬区骨董品・古美術品買取査定

　東京都練馬区には、多くの現代工芸作家が在住しています。木工芸家の大坂弘道もその一人です。鳥取県に生まれた大坂弘道は、東京芸術大学卒業後、練馬区に住み、練馬区内で中学教員になります。その後、氷見晃堂（重要無形文化財保持者）、本橋玉斎（練馬区在住）、竹内碧外らに師事します。大坂弘道は後に木工芸で人間国宝となりますが、人間国宝の経歴としては異色といえるでしょう。一般社会の経験を経ての人間国宝は非常に稀なケースと言えます。大坂弘道の評価をゆるぎない物にしたのが、正倉院宝物の「紫檀木画箱」の復元模造に成功したことです。大坂弘道の作品は、唐木細工や指物、透し彫り、金属、象牙象嵌などの技法を駆使して制作され、年に1～2点程しか完成されません。作品のほとんどが、練馬区立美術館に寄託されており、一般にお持ちの方は少ないと思われます。もし、お持ちの方がおりましたら、ぜひ、古美術・骨董えんやまでご売却のご依頼をお待ちしております。

　練馬区には、もう一人、人間国宝（重要無形文化財保持者）が自宅兼工房を構えています。彫金家の桂盛仁です。桂盛仁は1944年、東京都文京区に生まれます。桂盛仁は父、桂盛行に師事し、彫金技術を学びます。そして柳川派12代目となります。柳川派は室町時代、足利尊氏のお側用人の彫金師を初代にもち、すばらしい刃装品類を残した横谷宗珉や、キセルや根付などの小細工物に優品を残した桂光春などを生み育てた流派です。その12代目が桂盛仁なのです。日本の伝統彫金技術を確実に自らの物とし、次世代に引き継ぐ者として重要無形文化財、人間国宝に認定されています。

　又、練馬区は彫刻家が多く在住している地域でもあります。まず、彫刻家の古賀忠雄が挙げられます。古賀忠雄は1903年、佐賀県佐賀市水ヶ江町に生まれます。東京芸術大学彫刻家塑像部本科を卒業し、帝展、文展、日展などに入選を重ね、日本彫刻会理事長などの要職の職績をはたしながら、練馬区にあったアトリエ兼自宅にて多くの彫刻作品を残し、練馬区立美術館にも作品が所蔵されています。同じく彫刻家の桜井祐一も練馬区に居を構えていた芸術家の1人です。桜井祐一は1914年、山形県米沢市に生まれます。彫刻は平櫛田中に師事し日本美術院の同人や国画会彫刻部の設立メンバーとして尽力しました。戦後、日本における具象彫刻の第一人者としての地位を確立しました。

　東京芸術大学教授の彫刻家、千野茂も練馬区在住の芸術家の一人です。千野茂は新潟県白根市で1913年に生れます。木彫技術を新潟市内で島田美晴に学びます。島田美晴は彫金、象牙彫の大家、石川光明の弟子であり、千野茂は石川光明の孫弟子にあたります。その後、上京し棟方志功の紹介で彫刻家の新海竹蔵に師事し、数々の賞を受賞し、東京芸術大学で後進の指導に当ります。その後、新海竹蔵や山本豊一、桜井祐一らとSAS（彫刻家集団）を結成、のち国画会に合併します。作風はマイヨールに影響を受けた作品を制作しました。

　その他、練馬区に在住の人間国宝作家も数人挙げることができます。紙塑人形という新しい人形の分野を確立した鹿児島壽蔵もその一人です。鹿児島壽蔵は福岡県に生まれ、博多人形制作に従事します。その後、上京し岡田三郎助にデッサンを学び、のち、野口光彦、堀柳女らと人形美術団体を立ち上げたりしました。1961年、鹿児島壽蔵は紙塑人形で人間国宝に指定されました。娘の鹿児島成恵も同じ練馬区に居住し、人形師として活躍しています。又、日本画家の大家、奥田元宋の妻、奥田小由女も練馬区在住の人形作家です。奥田小由女は彩色豊かな女性の人形を制作し、2008年文化功労者に顕彰されています。

　その他、練馬区に在住、もしくはゆかりのある工芸作家は、漆芸の高橋節郎、彫刻家の田中昭、分別順治、伊藤五百亀、佐藤忠良、関稔、原正樹。金工家の本橋玉斎、本橋敏雄、斎藤明などがいます。お手持ちの工芸作家作品をご売却の際は、古美術・骨董えんやまで買取、査定をご用命下さい。ご自身でお集めになった古美術品、骨董品や遺品等で譲り受けたお品物のご売却をご検討の際は、ぜひ、古美術・骨董えんやまで買取、査定をご相談下さい。懇切丁寧に買取、査定させて頂きます。

　又、相続によって譲り受けた遺品のお品物であっても、使用する方がいらっしゃらない場合や申し訳ないけど趣味が合わない相続品、全く興味がない場合やもうすでに持っている場合、置く場所や管理する場所がない場合など相続した遺品の行く末にお悩みの方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。その様に相続後、遺品の整理にお困りの際は古美術骨董えんやまでご相談下さい。さらに相続相談を引き受けていらっしゃる弁護士、税理士、司法書士などの方々からも多くのご相談を承っております。弁護士、税理士、司法書士の方からのご相談も心よりお待ちしております。

　その他、不動産業、解体業の方々からのご依頼もお待ちしております。不動産売却販売物件先、または解体現場まで出張にてお伺いし、買取査定致しますので何なりとご相談下さい。まずは買取専用フリーダイヤル０１２０−８０８−８９６またはメール、LINE（ライン）画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。