私ども古美術・骨董えんやでは、京都府宇治市において骨董品、古美術品、工芸品、掛軸、中国骨董品、中国古美術品、仏教古美術品、仏教絵画掛軸、朝鮮古美術、朝鮮民画掛軸、中国古陶磁器、朝鮮古陶磁器、高麗青磁、李朝白磁、唐物骨董品、唐物書画掛軸、安南古陶磁器、南蛮古美術品、桃山古陶磁器、桃山古書画掛軸、現代工芸品、人間国宝(重要無形文化財保持者)などの工芸品、文化勲章受章者の作品、現代美術品などの買取・査定・鑑定を行っております。京都府宇治市への出張買取はもちろん、店頭買取・持込買取(京都府西京区店)、宅配買取も行っております。又、メール、ライン画像による簡単無料買取・査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
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京都は現代もなお焼き物の中心地として300軒以上の窯元を有し、「京焼」の愛称で親しまれています。ただ経済産業省が指定する伝統工芸品の正式名称は「京焼・清水焼」。これは、かつて京焼が八坂焼をはじめとする複数の流派に分かれていたなか、のちに清水寺界隈の陶工に淘汰された経緯を持つためです。また清水寺界隈だけではなく、宇治市の炭山などで生産されたものも京焼・清水焼として呼ばれています。
そんな京焼・清水焼の基盤を築いたのが、江戸時代初頭の陶工「野々村仁清」といわれています。この時期の京焼・清水焼はまだ多くの流派が存在したものの、野々村仁清が取り組んだ“色絵”をもって「仁清焼」として台頭していくことに。その技術は初代・尾形乾山が引き継ぎ、現代の京焼・清水焼へと進化を遂げていきます。明治の人間国宝として名をはせた富本憲吉も、六代目・尾形乾山に師事した一人です。富本憲吉は京焼・清水焼に捉われることなく、初期には楽焼に傾倒しつつ、白磁ベースの作品で評価を高め、最終的に「色絵磁器」の人間国宝に認定されました。また富本憲吉は若手の育成にも定評があり、京都市立美術大学の教授としても才を振るったといわれています。中でも最後の教え子となった栗木達介は「現代陶芸の鬼才」と称され、師匠と同じ京都市立美術大学で教授まで上り詰めた奇遇なエピソードの持ち主。そのほか「染付の悠三」こと近藤悠三も、かつて富本憲吉の助手として学んだ陶芸家です。当時まだ10代後半だった近藤悠三は、富本憲吉から素地や釉薬などについて指導を受け、晩年には数々の褒章を立て続けに受賞し「染付」の人間国宝にも認定されました。
一方で宇治市の京焼ルーツにおいては、八木一夫を抜きに語れません。京都五条坂に生まれた八木一夫も富本憲吉と同じように、一つの型にはまらなかった陶芸家です。白化粧に始まり、無釉焼締から信楽などへと、時流に対応する如き作風を変えていきました。そうした活動は海外にも注目され、ヨーロッパやアメリカといった異国で開かれる展覧会からの出品オファーも多かったようです。そうした海外での場数をもって名実を築いたのち、晩年には宇治市炭山に工房を開窯。八木一夫は61歳という若さでこの世を去りますが、当時の陶芸界では異例だった海外進出しかり、前衛美術的なスタイルしかり、そのカリスマ性は多くの人に影響を与えたといわれています。そんな八木一夫の原点は、自身らが若かりし頃に結成した前衛陶芸家集団「走泥社」にあるという声も少なくなく、同じ京都五条坂出身の鈴木治もメンバーの一員です。鈴木治は八木一夫の死後も走泥社の活動に尽力しながら、京都市文化功労者に選ばれるなど前衛陶芸の普及に貢献しました。
また「木工芸」の人間国宝に認定された村山明も、宇治市に工房を構える一人です。ノミや彫刻刀を用いて木を刳り貫いた上で、下地の表面に漆を刷り込む技法を得意としています。作品は飾り棚、盆や卓といった日用品が主流で、見た目もシンプル。しかし木目の美しさを際立たせる匠の技に定評があります。そんな村山明の師匠といえば、木工芸界初の人間国宝として認定されたことで知られる黒田辰秋。2人の馴れ初めは村山明の大学時代で、黒田辰秋の長男と同窓だったことから、アルバイトとして受け入れることにしたそうです。木工芸界の巨匠と呼ばれた黒田辰秋は、妙な縁で育てた村山明をもってして名伯楽の評価まで得たといわれています。その師弟関係に、どこか長嶋茂雄と松井秀喜の間柄を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。
宇治市内に数多くの骨董品や古美術品が眠る知られざる一面は、こうした歴史との因果によるものが大きく関係しているのかもしれません。古美術骨董えんやでは宇治市を対象に、古美術品や骨董品の買取・査定・鑑定を積極的に実施中です。ヨーロッパ発祥の現代美術工芸品の買取もお受けしております。以下の作家が代表例の一部です。
【ヨーロッパの現代美術工芸品】
陶磁器:バーナードリーチ、ルーシーリー
ガラス:エミール・ガレ、ナンシー・ドーム、ルネ・ラリック、アルジー・ルソー、アルマリック・ワルター
ブロンズ彫刻:パブロ・ピカソ、オーギュスト・ロダン、ジャン・コクトー、オシップ・ザッキン
ヨーロッパや中国に限らず、アメリカ産をはじめとする世界各国の買取実績も豊富です。一方、日本古来の木彫仏や石仏の依頼も多くあります。宇治市で骨董品や古美術品の売却をご希望でしたら、ぜひ古美術骨董えんやへの買取査定をご用命ください。
古美術骨董えんやならではの買取査定です。
中国の骨董品・古美術品の買取・査定においても長年培ってきた知識と経験が御座いますので、ご安心してお任せ頂いております。代表例として、中国の元・明・清時代における、書画掛軸や陶磁器、李朝家具、中国古銅器が挙げられます。またチベット金銅仏と呼ばれる、希少価値な骨董品の買取実績も少なくありません。おかげさまで中国製の査定や鑑定ノウハウに定評をいただいております。安南古陶磁器や南蛮古美術品、中国玉工芸品、中国堆朱工芸品などの売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。
高貴な輝きを放ち唯一無二の美しさを持つ「高麗青磁」などの取扱いも豊富にあります。特に青磁器は、12世紀ごろから高級名品として受け継がれており、朝鮮半島では抜群の価値を誇ります。また17世紀以降に朝鮮で発達した白磁器「李朝白磁」、李氏朝鮮時代の以前から伝わる格式の高い「高麗鍍金仏」も買取・売却で人気のある骨董品です。
そのほか現代美術工芸品をはじめ、人形師作家物や木竹工芸品、ガラス工芸品、陶芸、彫刻、蒔絵漆芸といったものまで、広範囲にわたって対応しています。主な現代美術工芸品については、以下の通りです。
【日本の現代美術工芸品】
・陶芸(野々村仁清、尾形乾山、富本憲吉、栗木達介、近藤悠三、八木一夫、鈴木治)
・木工芸(黒田辰秋、村山明)
・漆芸
・彫刻
・金工
・ガラス
・人形
・木竹
・染織
・截金
なかでも、古美術骨董えんやでは、「北大路魯山人」と「河井寛次郎」の作品を、常に買取を強化しておりますので、ご売却をご希望される際は、ぜひ古美術骨董えんやまでご連絡ください。京都府宇治市まで出張させていただき、買取いたします。
まずは買取専用フリーダイヤル0120-808-896またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。