私ども古美術・骨董えんやでは、京都府亀岡市において骨董品、古美術品、工芸品、掛軸、中国骨董品、中国古美術品、仏教古美術品、仏教絵画掛軸、朝鮮古美術、朝鮮民画掛軸、中国古陶磁器、朝鮮古陶磁器、高麗青磁、李朝白磁、唐物骨董品、唐物書画掛軸、安南古陶磁器、南蛮古美術品、桃山古陶磁器、桃山古書画掛軸、現代工芸品、人間国宝(重要無形文化財保持者)などの工芸品、文化勲章受章者の作品、現代美術品などの買取・査定・鑑定を行っております。京都府亀岡市への出張買取はもちろん、店頭買取・持込買取(京都府西京区店)、宅配買取も行っております。又、メール、ライン画像による簡単無料買取・査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
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京都府亀岡市にまつわる骨董品を語る上で、一番に名を挙げるとしたら美術品収集家の川勝堅一でしょう。亀岡市出身の川勝堅一は、戦前に40代の若さで高島屋の総支配人にまで上り詰めた実業家です。かつて川勝が東京支店の宣伝部長だった頃には、高島屋主催の「創作陶磁展覧会」で、まだ駆け出しの身であった陶芸家・河井寛次郎と出会い意気投合したといわれています。その縁がきっかけで、川勝は河井寛次郎の海外進出をバックアップ。のちに河井寛次郎は、2度のパリ万国博覧会でグランプリを受賞しています。また川勝はコレクターとして400点以上に及ぶ河井寛次郎の作品を所有しており、それらすべてを京都国立近代美術館に寄贈したことでも有名です。
一方の河井寛次郎といえば陶芸にとどまらず、彫刻から文筆まで多彩な才能を発揮した文化人としても知られています。それ故に交流関係も幅広く、木工芸界の巨匠こと黒田辰秋やイギリス人画家兼デザイナーで陶芸家のバーナード・リーチなど、その顔ぶれは豪華です。独立当初には、京焼源流の1つとされる“粟田口焼”が主戦場の楠部彌弌とも交友を深めたといわれています。楠部彌弌も河井寛次郎と同様、パリ万国博覧会で活躍した陶芸家です。ただ「国内では無位無冠の陶工」との呼び声が高かった河井寛次郎とは違い、楠部彌弌は帝展や日展で実績を重ねたのち文化勲章も受賞しています。ちなみに河井寛次郎も文化勲章にノミネートされながら辞退しており、楠部彌弌とは対照的な道を歩んだことが垣間見られます。
河井寛次郎や楠部彌一と同年代の生まれで、双方とは一線を画す経歴を有するのが石黒宗麿です。富山県で医師の長男として生まれた石黒宗麿は、20代半ば頃に天目茶碗の最上級とされる曜変天目に魅了され上京。渋谷で築窯を果たしたのち、福島や埼玉などを転々としながら楽焼の焼成に励んでいくことに。その期間は7年近くに及び、次なる拠点として京都に移住します。そこで偶然にも近所だった中国陶磁器研究の大家とされる小山富士夫と親交を深め、40代前半に再び京都市八瀬で築窯。同年にパリ万国博覧会で銀賞を受賞すると、日本初の木葉天目の再現に成功するなど非凡な才能を開花させていきます。その後も中国宋磁の再現技法の解明により商工大臣賞の受賞を果たし、盟友の小山冨士夫らと日本陶磁振興会も結成。それらの功績が認められ、61歳の時に「鉄釉陶器」の人間国宝を受けました。その後は身体障害者や精神薄弱児、母子家庭を支援する福祉活動にも献身的に努めたといわれています。また70代に入った最晩年には、亀岡市を拠点に活動する女流陶芸家・出口尚江を指導したことがきっかけで、自らも亀岡市に滞在して陶芸の制作にあたったようです。特に出口尚江が東白窯を構えて以降は、そこで黒楽や赤絵などの焼成に費やしたといわれています。
ちなみに石黒宗麿が、日本初の木葉天目の再現に成功した50代手前に、通い弟子として受け入れていたのが、のちの人間国宝となる清水卯一です。当時まだ弱冠14歳だった清水卯一は、京焼陶磁器卸問屋を営む家柄の出身で、石黒宗麿に師事した期間は数ヶ月だったとされています。それでも人間国宝ともなれば、やはり“昔取った杵柄”には違いないでしょう。清水卯一は、石黒宗麿がこの世を去ってから約15年後に、人間国宝として認定されています。そのため近年の美術研究家の中には、清水卯一をもって石黒宗麿を再評価する人も少なくありません。
【日本の現代美術工芸品】
・彫刻(河井寛次郎)・陶芸(河井寛次郎、楠部彌弌、石黒宗麿、清水卯一)・漆芸・金工
・ガラス・人形・木竹・染織・截金
ヨーロッパ屈指の現代美術工芸品の買取実績も豊富にあります。
以下の作家が代表例の一部です。
【ヨーロッパの現代美術工芸品】
陶磁器:バーナードリーチ、ルーシーリー
ブロンズ彫刻:パブロ・ピカソ、オーギュスト・ロダン、ジャン・コクトー、オシップ・ザッキン
ガラス:エミール・ガレ、ナンシー・ドーム、ルネ・ラリック、アルジー・ルソー、アルマリック・ワルター
ヨーロッパや中国に限らず、アメリカ産をはじめとする世界各国の買取実績も豊富です。一方、日本古来の木彫仏や石仏の依頼も多くあります。亀岡市で骨董品や古美術品の売却をご希望でしたら、ぜひ古美術骨董えんやへの買取査定をご用命ください。
また、古美術骨董えんやを選んでいただく大きな理由と致しまして、中国の骨董品・古美術品の買取実績を豊富に持っている事です。代表例として、中国の清・明・元時代における、書画掛軸や陶磁器、家具が挙げられます。チベット金銅仏と呼ばれる、希少価値な骨董品の買取実績も少なくありません。おかげさまで中国製の査定や鑑定ノウハウに定評をいただいております。安南古陶磁器や南蛮古美術品、中国玉工芸品、中国堆朱工芸品などの売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。
中国から朝鮮半島に伝わり、現代となっては希少価値が高い「高麗青磁」などの取扱いも豊富です。特に青磁器は、12世紀ごろから高級名品として受け継がれており、朝鮮半島では抜群の価値を誇ります。また17世紀以降に朝鮮で発達した白磁器「李朝白磁」、李氏朝鮮時代の以前から伝わる格式の高い「高麗鍍金仏」「金銅仏」も買取・売却で人気のある骨董品です。
そのほか作家の指定も歓迎です。なかでも多彩な芸術性を誇った「北大路魯山人」は人気の作家として知られています。陶芸にとどまることなく、書道家としても高い評価を得る歴史的な人物ですが、古美術骨董えんやは、作家のそうした潜在性にも着目しています。古書画の掛け軸はもちろん、お客様ご自身が「これはお宝だ!」と思う骨董品や古美術品でも構いません。売却をご希望される際は、ぜひ古美術骨董えんやまでご連絡ください。亀岡市まで出張させていただき、買取いたします。
まずは買取専用フリーダイヤル0120-808-896またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。