私ども絵画買取えんやでは、鹿児島県さつま町において、絵画、掛軸、版画、板画(棟方志功)、油絵、水彩画、仏教絵画、中国絵画、中国掛軸、韓国現代絵画、朝鮮絵画、朝鮮民画掛軸、水墨山水画掛軸、曼荼羅(曼陀羅)掛軸などの買取・査定・鑑定を行っています。鹿児島県さつま町への出張買取はもちろん、店頭買取・持込買取、宅配買取も行っております。又、メール、ライン画像による簡単無料買取査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
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実は知られざる美術史を残すのが、今回の鹿児島県薩摩郡さつま町です。地元でもマイノリティな史実で、一口に“なんとも奇縁な系譜の縮図”と表現するのが的確なところかもしれません。かつて薩摩国当主の分家「宮之城島津家」が、さつま町を拠点としたことに端を発します。宮之城島津家は江戸時代以前~幕末にかけて、さつま町役場の西側約1.2km地点に居城を構えていました。川内川が湾曲する川洲地帯に存在した「虎居城」です。
この史実を伝えるかのごとく明治中期には、宮之城島津家・16代当主「長丸」の肖像画が、当時の中央画壇で名を馳せた藤島武二によって描かれており、さつま町の歴史を知る重要資料として残されています。藤島武二といえば、鹿児島が生んだ伝説の洋画家。1つ年上で同郷の黒田清輝と並ぶ薩摩の先哲に数えられ、彼らの同年代には日本画の大家「横山大観」や「竹内栖鳳」などもいます。
そんな藤島武二は長らく現在の東京藝大で教壇に立ちながら、帝展などで大車輪の活躍を見せていました。島津長丸の肖像画は、明治維新を機に急激に吹き流れた西洋画ブームの時代において、多忙をきわめた藤島武二の帰郷の痕跡を伺わせる貴重な手がかりと言えるでしょう。
この激動の明治から大正ロマン期を経て昭和に入る頃には、小磯良平や佐伯祐三、はたまた同郷の後輩でもある山口長男といった藤島武二の指導を受けた次世代の洋画家が台頭していきます。佐伯祐三は享年30歳と短命ながら、2度にわたって滞在したフランスで実績を残し、山口長男などに大きな影響を与えたカリスマアーティスト。最晩年にはフランスで知り合った縁を持つ前田寛治らとともに、現代にいたる独立美術協会を発足させています。
ちなみに独立展の黎明期に最高賞の独立賞を手にするなどして頭角を現し、戦後は武蔵野美術大学の教授を長らく務めた中間冊夫も、鹿児島出身の著名な洋画家の1人です。山口長男より6歳下の中間冊夫は南さつま市で生まれ育ち、上京後に川端学校を経て独立展や二科展などで活躍。一方の山口長男も戦前に積み重ねた二科展での貯金を足がかりに、戦後は活躍の場を世界へと広げました。
また同郷の東郷青児や中井淳二らと、戦禍で傾いた二科会の再興に注力した傍ら、約20年にわたり武蔵野美術大学で教鞭を執った山口長男。この戦後から高度経済成長期にかけては山口長男や中間冊夫にとどまらず、横山大観の後釜に座った近現代日本画を代表する巨匠「奥村土牛」も武蔵野美術大学の教壇に立ち続けました。
さらに付け加えるならば、南さつま市出身の日本画家「下村貢」は晩年の奥村イズムを受け継いだ1人で、複数のタイトルを手中にした院展を主戦場に、絵画オークションなどでも人気を博します。総じて藤島武二を起点とする“さつま町の美術史”には、これだけの厚みを持つ系譜が見え隠れしていたのです。さつま町で絵画を売買する際は、ぜひ今回の豪華アーティスト陣を参考にしてみてはいかがでしょうか。
絵画買取えんやではさつま町を対象とした、日本画や洋画などの査定・鑑定・買取を実施しています。自慢の逸品を売却されるなら、ぜひ絵画買取えんやに買取査定をご用命ください。
【さつま町の人気ジャンル別買取代表例】
江戸絵画:伊藤若冲、円山応挙、曾我蕭白、河鍋暁斎、与謝蕪村・葛飾北斎・池大雅・沈南蘋・宋紫石
外国絵画:ピカソ、アンディウォーホル、シャガール・ルノワール・ルオー・ザッキン・ビュッフェ・ディビットホックニー
中国書画:宋時代王維の唐画、宮素然、董其昌、米芾、蘇軾、燕文貴
清・民国・中華人民共和国時代の画家・書家(呉昌碩・斉白石・張大千・范曾・呉大澂・沈石田・徐悲鴻・沈銓・孫文・蒋介石・鄭板橋・愛新覚羅溥儀・溥傑・粛親王・毛沢東・楊守敬・羅振玉・李鴻章)
【さつま町の絵画取扱ジャンル】
古書画掛け軸・古写経・仏教絵画・浮世絵版画・江戸絵画・中国古書画・中国仏教絵画・高麗仏画・李朝民画・朝鮮古書画、油絵、日本画、版画、板画、木版画、石版画(リトグラフ)、孔版画(シルクスクリーン)、銅版画(エッチング)、中国版画、中国絵画、中国掛軸、ヨーロッパ絵画、アメリカ現代絵画、ロシア絵画、東ヨーロッパ絵画、フランス絵画、イタリア絵画、現代ソビエト絵画など、幅広い絵画ジャンル作品を取り扱っておりますので、さつま町にお住まいの方でご売却をご検討されている場合は、絵画買取えんやにご相談頂けますと幸いです。
ちなみに外国絵画は当然ながら洋画ですが、広く知れわたる「西洋美術」の方がしっくりくる人も多いでしょう。日本や中国を東洋と呼ぶのに対し、欧米が西洋という括りつけです。また本来であれば洋画に変わりはありませんが、一般には映画の「邦画・洋画」の方をイメージされがち。こうした事情により、諸説ありますが、日本の古美術業界では外国絵画=西洋美術と認識しているようです。
もし売却希望品の判断に迷うようでしたら「作者は不明」というものでも構いません。そのほか「美術館で見たのを持っている」「百貨店で購入した」「一枚の絵で買った」「海外土産」「相続品」など、幅広い絵画作品に対応しております。早急に売却をご希望される場合は、その旨をお伝えください。精一杯の対応をさせていただきます。鹿児島県さつま町の近隣エリアの方でも買取対応しておりますので、お気軽にご相談下さいませ。
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