甲州市茶道具買取査定

　山梨県甲州市の茶道といえば、武田信玄の菩提寺で有名な恵林寺を抜きに語れません。恵林寺では表千家による茶会、茶道教室や講習が頻繁に行われ、地域に根差した活動ぶりに定評があります。

　そんな名刹と表千家のつながりを深めたのは、古川住職が就任した2010年代半ば以降といわれています。古川住職は就任前、千利休ゆかりの京都・大徳寺に長らく従事していました。大徳寺には千利休の墓があり、三千家の歴代家元も眠ります。

　恵林寺、ひいては甲州市に招かれる表千家の顔ぶれも多彩です。表千家に精通する茶道具専門家の講習は好評です。歴代の表千家家元が自らの流派以外の茶事に参加することは、恒例と言えるでしょう。直近では、表千家15代家元「猶有斎」が参加しております。

　そのほか地元甲州市の県立塩山高校茶道部が恵林寺を訪れる機会も多く設けられ、山梨大学表千家茶道部は夏場の合宿研修が定着しつつあります。こうした背景を踏まえると、表千家ゆかりの茶道具を所有する甲州市民が増えつつあるのも頷けそうなところです。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ甲州市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。特に、三千家（表千家・裏千家・武者小路千家）家元専属の千家十職が手掛ける作品の買取頻度が高まるなか、甲州市においても例外ではありません。

【千家十職とは】
　茶の湯の世界では「職家」とも呼ばれ、茶道工芸の最高峰として名高い千家十職。どの職家も概ね400年という古い歴史を持ち、また一子相伝のスタイルで何十代にわたり現代に「わざ」を残しています。職家のような伝統を継承する茶道具のつくり手は日本で唯一、作品の完成度も類を見ません。それ故に千家十職の手がける器や釜、屏風などは非常に高い価値を有するのです。

【茶道具売却における千家十職一覧】
・永樂善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶碗や土風炉を専門に製作
・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題に
・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などを制作する袋師
・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師
・樂吉左衛門
樂焼の茶碗を作る茶碗師として、歴代の樂家当代が襲名する名称
・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
・大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作

　茶聖「千利休」の茶流を継いだ三千家（表千家・裏千家・武者小路千家）の家元が「点前（てまえ）」の際に用いる道具（茶碗・茶釜・風炉先屏風・柄杓・水指・茶巾・茶器・茶入・棗・茶杓・建水・香合・花入）の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。古くから茶道文化が存在している甲州市には、茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も豊富です。

　茶道具は歴史を有するものですが、甲州市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、山梨県甲州市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。