西伯郡茶道具買取査定

　雲州名物をもって、現代まで山陰地方に茶の湯を浸透させている松平不昧。鳥取県西伯郡もその熱が冷めやらぬ地域の1つで、盛んな茶栽培、ひいては大山町で開かれる「大山新茶まつり」が今風の不昧流文化を伺わせるところです。

　そんな松平不昧は、主に鳥取県内県では“蕎麦好き”でも知られているのだとか。西伯郡にも不昧公好みの蕎麦店があり、食はもちろん、店主の振る舞いや提供用の器などからも「雲州名物を彷彿させる雰囲気が味わえる」と人気のようです。

　蕎麦自体は雲州名物には入りませんが、松平不昧のお膝元・松江から米子を経て、この西伯郡へと“粋”が伝わっているのでしょう。雲州名物は「未だ床下に眠るものが多い」という見解もあるだけに、西伯郡における個人蔵の割合に着目する研究者は少なくないといわれています。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ西伯郡で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、西伯郡には、表千家の稽古場が古くからあり歴代の家元にゆかりのあるお茶道具をご自宅にお持ちのかたも少なからずいらっしゃると考えております。

【千家十職の顔『樂家』】
樂吉左衞門は、安土桃山時代から約450年にわたって続く、樂焼茶碗の当代が襲名する名称です。千家十職の古株であり、歴史研究家などの中には「千家十職の筆頭」として樂家の名を挙げる人も少なくありません。樂茶碗は代々、一子相伝のスタイルを継承し、「手づくね」といわれる制法を用います。ろくろを使用せず、手とへらだけで成形する作風が特徴です。近代における樂茶碗の代表作は、樂吉左衞門館に収蔵される15代・直入作の「焼貫黒樂茶碗 風舟」や「焼貫黒樂茶碗 氣昏雨已過 突兀山復出」などが挙げられます。2019年には、直入の長男である篤人が16代樂吉左衞門を襲名しました。

　千家十職家とは、「樂吉左衛門」を含む「永樂善五郎」「中村宗哲」「中川浄益」「土田友湖」「黒田正玄」「大西清右衛門」「飛来一閃」「奥村吉兵衛」「駒澤利斎」の十の職家からなる千家専属のお茶道具職人である。

　表千家・裏千家・武者小路千家（三千家）をはじめ鳥取県と言えば、石州流や志野流との縁もあり各流派の家元が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。

　歴史ある茶道具。西伯郡での茶道活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、鳥取県西伯郡という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。