私ども古美術・骨董えんやでは東京都文京区において、茶道具、茶器、煎茶器、中国茶道具、中国茶器、中国古陶磁器、朝鮮古陶磁器、唐物茶道具、唐物茶器、南蛮茶器、安南茶器、李朝茶碗、高麗茶碗、桃山茶道具、桃山茶器、墨蹟書画掛軸、大徳寺系禅僧書画掛軸、お点前用の茶道具・茶器のみならず、お稽古用の茶道具、茶器などの買取・査定・鑑定を行っております。文京区への出張買取はもちろん、店頭買取・持込買取(東京都渋谷区広尾本店)、宅配買取も行っております。又、メール、ライン画像による簡単無料買取・査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
お持込買取の際は不在にしていることもございますので必ず事前のアポイントメントをお願い致します。また宅配買取の場合、発送前に一度ご連絡ください。発送時の注意点等お伝え事項がございます。
東京都文京区で、茶道具の売却をするなら漆芸界の巨匠「松田権六」と「高野松山」の名を覚えておくと良いでしょう。
松田権六は、石川県金沢市に生まれ7才から兄に蒔絵漆芸を学びます。東京美術学校(現東京芸術大学)入学時には、漆芸の基礎は殆ど取得済だったと言われております。
上京後、漆芸家の六角紫水の書生となり大型漆塗装技術を7年間学びます。後の作風にこの時の経験が大きな影響を与えます。
東京美術学校では漆芸工科で名人と謳われた「白山松哉」や柴田是真派の「都筑幸哉」をはじめ変わり塗りの中でも竹の模造塗を得意とした「二代橋本市蔵」などに学ぶ機会に恵まれます。芸大在学中には、漆芸界で松田権六の名は知れ渡っておりました。
又、学長「正木直彦」の紹介で朝鮮楽浪遺跡の発掘・漆器の保存・修復に参加します。この際に小田原三大茶人の一人「益田鈍翁」などと交流が始まります。この事がきっかけで数々の茶道具・茶器・中国茶器・朝鮮茶器など歴史的に希少性の高い品物に触れ、後の蒔絵漆器の制作に大いに役立てます。
その後、松田権六は高村豊周や山崎覚太郎らと共に美術団体を結成。また、「板谷波山」・「六角紫水」らと皐月会を作り蒔絵漆芸の発展に尽力します。
松田権六は東京都文京区に自宅を構え茶道具、茶器、硯箱、蒔絵の棗や香合、香箱などを制作し数多くの作品を残しました。
もう一人、文京区在住で漆芸家として名を馳せたのが高野松山です。熊本に生まれた高野は、幼少から細工物に興味を示し高校では、漆芸の基礎、蒔絵、螺鈿などを学びます。
東京美術学校では、漆芸家「白山松哉」に師事し卒業後は助手として白山から技術を習得します。白山松哉の作風は、丸が完全に丸いのが特徴で香合や箱などの蓋には甲盛などはつくらず、隅も漆が鋭く直角になっているのも特徴です。
その他にも、文京区には「音丸耕堂」や「音丸淳」などの漆芸家が自宅を構えて制作活動を行っています。特に音丸耕堂は、彫漆人間国宝に認定されています。茶道作品としては、菓子器、香合、茶器、水指、茶入、茶箱などを制作しています。
又、文京区には5つの茶室を設け重要文化財にも指定されている護国寺があります。天保元年に徳川綱吉の命により設立されました。檀家総代を務めた茶人「高橋義雄」は、大正から昭和初期にかけ境内の整備をおこない、茶室と多宝塔に関しては茶人「仰木魯堂」が任されております。この時に高橋義雄は、武家茶人として名を馳せた「松平不昧公」の墓所移転を実現した人物です。
【東京都文京区での強化買取茶道作家】
松田権六・音丸耕堂・音丸淳・高野松山
茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ文京区で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、文京区においても例外ではありません。
【千家十職とは】
茶の湯の世界では「職家」とも呼ばれ、茶道工芸の最高峰として名高い千家十職。どの職家も概ね400年という古い歴史を持ち、また一子相伝のスタイルで何十代にわたり現代に「わざ」を残しています。職家のような伝統を継承する茶道具のつくり手は日本で唯一、作品の完成度も類を見ません。それ故に千家十職の手がける器や釜、屏風などは非常に高い価値を有するのです。
【茶道具売却における千家十職一覧】
・永樂善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶碗や土風炉を専門に製作
・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題に
・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などを製作する袋師
・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師
・樂吉左衛門
樂焼の茶碗を作る茶碗師として、歴代の樂家当代が襲名する名称
・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
・大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作
千家十職に見られる三千家とは、千利休を開祖とした、その後に派生した「茶の家元」の総称です。現在は表千家、裏千家、武者小路千家の三家をもって「三千家」と呼びます。そうした三千家が「点前(てまえ)」の際に用いる道具(茶碗・茶釜・風炉先屏風・柄杓・水指・茶巾・茶器・茶入・棗・茶杓・建水・香合・花入)の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。古くから茶道文化が存在している東京都文京区には、茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も文京区において多数ございます。
実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、東京都文京区という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで、文京区の方からは中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。
まずは買取専用フリーダイヤル0120-808-896またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。文京区近隣エリアも対応可能です。