真岡市茶道具買取査定

　かつて門前町として栄えた街並みを一部にとどめる栃木県真岡市。北真岡駅前の大通り沿いを700mほど南下した荒町に、真岡の歴史を象徴する建造物があります。岡部記念館「金鈴荘」と、久保記念観光文化交流館です。

　後者は美術評論家「久保貞次郎」の邸宅を真岡市が整備し、新たな観光拠点としています。旧久保邸には全国から数多くの画家が集まり、久保貞次郎は絵画の収集家としても真岡市に大きな財産を残しました。久保記念館の裏には、長蓮寺が鎮座しています。

　岡部記念館は、真岡市で呉服商人として名を馳せた岡部家の別荘です。豪商を伺わせる日本庭園を備え、家屋にも名だたる骨董品を揃えます。戦後は割烹料亭「金鈴荘」として、一時代を築きました。

　そんな和の雰囲気も残す真岡市では、島岡達三や加守田章二に見られる益子焼が、茶道具の買取市場に出回る傾向にあります。島岡達三は、益子焼「中興の祖」と称される濱田庄司に師事した、人間国宝の陶芸家です。独自の技法「縄文象嵌」で高い評価を得ました。

　象嵌は一般に漆芸や金工が主流で、掘り込みを入れた箇所に金銀をあてがう伝統技法の1つです。縄文象嵌の場合は、例えば黒土の表面に縄を転がして粗い目をつくり、そこにあてがった白土を削り落としながら模様をつくり出します。

【真岡市での茶道具買取品目】
茶碗、茶掛軸、茶釜、風炉先屏風、柄杓、盆、水指、茶筅、茶巾、茶巾筒、巾筒、茶器、茶入、棗、茶杓、蓋置、香道具、台子、棚、袱紗挟み、袱紗、扇子、懐紙、小茶巾、香合、花入れなどが挙げられます。歴史的かつ希少性の高いお茶道具が高額で買取されます。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ真岡市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、真岡市においても例外ではありません。

【茶道具売却における千家十職一覧】
・永樂善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶碗や土風炉を専門に製作
・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題に
・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などを製作する袋師
・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師
・樂吉左衛門
樂焼の茶碗を作る茶碗師として、歴代の樂家当代が襲名する名称
・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
・大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作

　茶千家十職に見られる三千家とは、千利休を開祖とした、その後に派生した「茶の家元」の総称です。現在は表千家、裏千家、武者小路千家の三家をもって「三千家」と呼びます。そうした三千家が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も豊富です。真岡市を拠点とするハウスメーカーや工務店などが、施主から茶室の依頼を受けることが多いといわれているのも、それだけ茶道文化が浸透している証拠かもしれません。

　茶道具は歴史を有するものですが、真岡市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、栃木県真岡市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。