大田市茶道具買取査定

　島根屈指の観光スポット「石見銀山」での茶会を通して、郷里の茶道文化や歴史を今に伝えている島根県大田市。江戸時代に銀山役人など“番頭”的な立場にあった熊谷家の敷地をメイン会場とし、四季折々の茶会が開催されています。

　なかでも初夏恒例の「雑もの茶会」は、千利休以前の茶道スタイルを再現したもので、松平不昧より遥か遡る茶道具の紹介などが見どころの1つです。また大田市には、石見銀山や熊谷家住宅以外に、室町時代後期に茶道が繁栄したことを裏付ける遺構もあります。茶道具をはじめとする陶器類などが、多く出土されている静間城址です。

　単に城としての役割だけではなく、城主の生活拠点としての機能も兼ねていたとされています。在城期間は1400年代後半～1500年代前半と短命ながら、当時は石見銀山の領地争いの発端となった時期。大内・毛利・尼子と山陰の有力大名が大田市に集結した史実もあるだけに、静間城址から出土されたものとの関連性を主張する専門家などは少なくありません。実際に毛利博物館（山口県防府市）に所蔵されている茶道具の数々だったり、尼子天目茶碗だったり、室町時代の茶道を伝える施設や文化も現存します。

　又、大田市には茶道流派三千家の１つ裏千家の稽古場もあり、同市民の間で茶道が気軽かつ身近に触れ合える存在であったと考えられます。その様な歴史を持つ大田市で茶道具買取えんやは、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定をおこなっております。昨今は、三千家をはじめ各流派の家元の為にお茶道具を専門で製作する千家十職の買取頻度が高まるなか、裏千家との繋がりが深い大田市においては特に買取強化しております。

【千家十職家のご紹介】
楽吉左衛門（茶椀師）土田友湖（袋師）飛来一閑（一閑張細工師）黒田正玄（竹細工・柄杓師）駒澤利斎（指物師）中村宗哲（塗師）大西清右衛門（釜師）中川浄益（鋳師）永樂善五郎（土風炉・焼物師）奥村吉兵衛（表具師）

【千家十職とは】
茶の湯の世界では「職家」とも呼ばれ、茶道工芸の最高峰として名高い千家十職。どの職家も概ね400年という古い歴史を持ち、また一子相伝のスタイルで何十代にわたり現代に「わざ」を残しています。職家のような伝統を継承する茶道具のつくり手は日本で唯一、作品の完成度も類を見ません。それ故に千家十職の手がける器や釜、屏風などは非常に高い価値を有するのです。

　千家十職の作品を主に各流派の家元が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も大田市において対応しております。

　古より続く茶道具の歴史の中で、大田市の茶道活動は、現在の茶道文化の一端を担ってきたと考えられます。今もなお歴史的に価値のある茶道具・茶器・煎茶器をご自宅に所有されている大田市民の方もいらっしゃると思いますが売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具や日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、島根県大田市という土地柄ならではの特徴です。今まで買取りをさせて頂いた一例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。その様な中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定力に多くのお客様より定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。