岸和田市茶道具買取査定

　岸和田市は現在も昔ながらの茶の湯文化を残す景観が多い中、それを象徴づけるのが岸和田城下に設えられた「八陣の庭」です。1953年に作庭家・重森三玲氏によって造られた八陣の庭は、2014年には国の名勝にも指定されています。また茶道と生け花の造詣が深かった重森氏の最高傑作の一つとして数えられるほどです。八陣の庭の周辺には、城下町ならでは風情ある街並み（本町地区）も名残をとどめています。本町の中でも90年の歴史を持つとされる老舗茶舗では、茶の販売だけでなく茶道具も目白押し。また本町では信楽焼をはじめとする和陶器の店舗も、にぎわいを見せているようです。そのほか岸和田市は、江戸時代初期に茶人として名をはせた「片桐石州」ゆかりの地としても知られています。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ岸和田市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、岸和田市においても例外ではありません。

【茶道具売却における千家十職一覧】

・永楽善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶椀や土風炉を専門に製作

・楽吉左衛門
楽焼の茶椀を作る茶椀師として、歴代の楽家当代が襲名する名称

・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作

・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号

・大西清右衛門
現在は16代目が当主を務め、400年以上の歴史を有する京釜師

・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、現在まで13代にわたり中村家の直系が襲名している

・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる

・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などの茶入製作を専業とする袋師

・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師

・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師

　千家十職に見られる三千家とは、千利休を開祖とした、その後に派生した「茶の家元」の総称です。現在は表千家、裏千家、武者小路千家の三家をもって「三千家」と呼びます。そうした三千家が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。

　茶道具は歴史を有するものですが、岸和田市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、岸和田市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。