由布市茶道具買取査定

　大分県由布市は隣の別府市とともに、全国トップクラスの温泉地として知られています。地理的には玄関口の別府温泉から、山間へと車を走らせた先にあるのが湯布院温泉です。その厳かな地名や場所的なことから、歴史のある伝統的なイメージを持たれがちですが、全国に知れわたったのは昭和以降といわれています。

　明治初期の鉄道開業を機に、湯布院温泉を全国にアピールしようと大正末期に北由布駅（現在の由布院駅）が誕生。当初の路線計画を大幅に変更し、地形的にも“無理やり通した”と言わんばかりの新駅開業だったと伝えられています。その歪さに「進んで来た方向に戻ってる」と錯覚する乗車客が多いようです。

　そんなバックグラウンドを持つ由布市ですが、実は大分市と隣り合わせ、という見落とされがちな側面も。これも別府市を抱きかかえる“歪”な地形にあります。別府温泉から巡る王道ルートの一方、大分駅から直通のJR久大本線もあるのです。かつての由布市は隠れキリシタンが多く、それを守ったのが大分市を拠点とする大友宗麟でした。

　大友宗麟といえば、キリシタンにまつわる史実もさることながら、茶人としも高名な大分屈指の先哲です。千利休らとの交流を深めながら、大分市一帯の地域に茶道も普及させていたといわれています。茶道具の収集にも熱心だったようで、名物茶入の「新田肩衝」や「上杉瓢箪」などが大友宗麟のコレクションとして有名です。又、千利休との縁も深いことを考えますと歴代の表千家・裏千家・武者小路千家からなる三千家の家元が愛用していた価値あるお茶道具が眠っているかもしれません。

【大分県由布市でのお茶道具買取品目】
茶器、煎茶器、棚、水屋、釜、炉縁、台子、風炉先、茶壺、結界、立礼セット、懐石セット、電熱風炉釜

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ由布市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、由布市においても例外ではありません。

【茶道具売却における千家十職一覧】
・永樂善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶碗や土風炉を専門に製作
・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題に
・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などを専業とする袋師
・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師
・樂吉左衛門
樂焼の茶碗を作る茶碗師として、歴代の樂家当代が襲名する名称
・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
・大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作

　千家十職に見られる三千家とは、千利休を開祖とした、その後に派生した「茶の家元」の総称です。現在は表千家、裏千家、武者小路千家の三家をもって「三千家」と呼びます。そうした三千家が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。

　茶道具は歴史を有するものですが、由布市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、大分県由布市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。