私ども茶道具買取えんやでは大分県日田市において、茶道具、茶器、煎茶器、中国茶道具、中国茶器、中国古陶磁器、朝鮮古陶磁器、唐物茶道具、唐物茶器、南蛮茶器、安南茶器、李朝茶碗、高麗茶碗、桃山茶道具、桃山茶器、墨蹟書画掛軸、大徳寺系禅僧書画掛軸、お点前用の茶道具・茶器のみならず、お稽古用の茶道具、茶器などの買取・査定・鑑定を行っております。大分県日田市への出張買取はもちろん、店頭買取・持込買取、宅配買取も行っております。又、メール、ライン画像による簡単無料買取・査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
お持込買取の際は不在にしていることもございますので必ず事前のアポイントメントをお願い致します。また宅配買取の場合、発送前に一度ご連絡ください。発送時の注意点等お伝え事項がございます。
「天領日田」の異名をとる大分県日田市は、江戸幕府からの伝統を有するブランド力で全国に知らしめた、異例的な茶道具があります。「小鹿田焼(おんたやき)」と「日田の竹工芸」です。天領とは主に地形や情勢、さらには資源といったものから、徳川将軍家が選定した幕府の直轄地。天領は全国に点在したなか、日田市は“九州の要所”を担い発展を遂げてきた歴史を持ちます。
そんな日田市は山間に位置していながら、かねてより九州の各主要都市に通じる街道が交わる、優れた“地の利を”持つ土地柄でした。これを俯瞰的に捉えたのが、天領に採用された要因といわれています。まず1つに山間部で攻め込まれにくい、長崎交易や天草隠れキリシタンのアンテナ役として適した場所だったからです。また、それらの有事や情報網に対応しやすいアクセス面・環境のほか、豊富な山林を生かした地場産業化なども具体的な要素に挙げられるでしょう。
ここで話しを茶道具に戻すと、江戸中期の1700年代に小鹿田焼は産声を上げたと伝えられています。茶陶をベースに持つ福岡・高取焼から派生した窯元で、現代にいたってはバリエーションを広げているものの、それゆえに茶道具の希少価値を高めているのが小鹿田焼の特徴です。その一方で「日田の竹工芸」は、明治末期が発祥とされ、江戸幕府の崩壊により天領の恩恵は受けられていません。
ただし明治維新を先導した薩長、つまりそのバックヤードにあたる“九州を地盤”とする産業化だったことが奏功に拍車をかける形に。主に茶杓が全国に流通したといわれています。現代にいたっては一般的に“大分竹細工ブランド”の1つとして、茶道流派の家元から依頼を受ける工房もあるそうです。こうした事情を天領時代に置き換えるならば、日田産の竹細工は「藩御用達の茶道具」と呼んでも差し支えないのでは。
茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ日田市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。また、茶道具は歴史を有するものですが、日田市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶
道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。
昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、日田市においても例外ではありません。表千家や裏千家が「点前(てまえ)」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も豊富です。日田市を拠点とするハウスメーカーや工務店などが、施主から茶室の依頼を受けることが多いといわれているのも、それだけ茶道文化が浸透している証拠かもしれません。
【香炉の名手、千家十職の中川浄益】
脇役ながら、茶の湯には欠かせない香炉。一般に香炉は陶器や漆器で出来ていますが、千家十職の手がけるものは「金属」です。中川浄益は金物師を代々の生業としてきた、千家十職の職方の1つ。古くは3代目の時代に現代まで伝承されている鋳物の技術を確立し、建水や水指を中心とした多くの名茶道具を手がけています。
そんな中川浄益の手がける香炉は、季節によって傷みやすい香木に負担をかけないのが特徴です。これは鋳物が持つ金属成分による働きではあるものの、金物香炉は一長一短かつ簡単に作れるものではありません。
また初代に定評のあった薬鑵に見られる、鋳物特有の「地味な見た目」が、かつての中川浄益作品の主流とされるスタイルでした。ところが10代目の時代に、艶やかなまでの作品を手がけ、一子相伝ながらモデルチェンジを遂げています。その代表といわれるのが、樂家の11・12代目によって作成された盃の内張りに、中川浄益の10代目が金銀を施した「絵高麗写盃」です。これ以外には、純銀製の香炉も定評があります。
こうした10代目の活躍には、父である9代目の影響が大きくあったようです。9代目は明治の茶道衰退期にあった時代に、その根源とされる世の海外指向を逆手にとり、それまでの中川浄益にはない瀟洒な引手金具なども手がけていたといわれています。香炉に関しても従来の金属ではなく、青磁をベースとしたスタイリッシュな色合いの「青磁二見香炉」を残しています。
千家十職には、鋳師「中川浄益」以外に、指物師「駒澤利斎」、土風炉・焼物師「永樂善五郎」、表具師「奥村吉兵衛」、一閑張細工師「飛来一閑」、塗師「中村宗哲」、袋師「土田友湖」、楽焼茶碗「樂吉左衞門」、釜師「大西清右衛門」、竹細工・柄杓師「黒田正玄」の10の職家が表千家・裏千家・武者小路千家の家元に仕えております。大分県日田市にお住いの方で千家十職の作品をお持ちの際は、是非お茶道具買取専門のえんやにお声がけ下さいませ。
その一方で実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、日田市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。
まずは買取専用フリーダイヤル0120-808-896またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。