私ども茶道具買取えんやでは奈良県香芝市において、茶道具、茶器、煎茶器、中国茶道具、中国茶器、中国古陶磁器、朝鮮古陶磁器、唐物茶道具、唐物茶器、南蛮茶器、安南茶器、李朝茶碗、高麗茶碗、桃山茶道具、桃山茶器、墨蹟書画掛軸、大徳寺系禅僧書画掛軸、お点前用の茶道具・茶器のみならず、お稽古用の茶道具、茶器などの買取・査定・鑑定を行っております。奈良県香芝市への出張買取はもちろん、店頭買取・持込買取、宅配買取も行っております。又、メール、ライン画像による簡単無料買取・査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
お持込買取の際は不在にしていることもございますので必ず事前のアポイントメントをお願い致します。また宅配買取の場合、発送前に一度ご連絡ください。発送時の注意点等お伝え事項がございます。
ここ数年に見られる、奈良県の茶事は目覚ましいものがあります。2014年から奈良市をメイン会場としてスタートさせている「珠光茶会」です。毎年2月上旬に東大寺をはじめとする複数の会場で、1週間にわたって開催されています。来場者数は例年7000人、1日換算で1000人と茶会レベルでは大規模なものです。第1回開催時の来場者数が4000人だったことを踏まえると、3回以降には茶道流派も増やしており、関心の高さを伺わせます。それ故に香芝市から参加した人も、少なくなかったといわれています。
この茶会にちなんだ村田珠光は現在の奈良市に生まれ、のちに京都に出て会得した茶の湯を、行く果ては千利休の侘び茶に導いた室町時代の大茶人。帰郷後は奈良市を拠点とし、多くの門下も抱えたことで知られています。なかでも特筆すべき高弟に挙げられるのが、大名物と呼ばれる茶道具を現代に残している「松本珠報」と「鳥居引拙」です。利休七哲で表すなら、古田織部と小堀遠州のような人物に相当します。
いずれも村田珠光を象徴する茶道具を所持していた第一人者と伝えられており、松本珠報の肩衝茶入「松屋」は堺(大阪)界隈を経由し、最終的には近代数寄者・根津嘉一郎のコレクションに。松本珠報は唐物茄子茶入「紹鴎・一名みをつくし」もを、同じ村田珠光の門下で堺の豪商として馳せた鳥居引拙に譲り、のちに織田信長をはじめとする三英傑を経由した逸話も持ちます。
ここで着目したいのが、堺ルートと鳥居引拙です。村田珠光が本拠を構えた奈良市からは当時、葛城市まで南下して香芝市に隣接する羽曳野市ルートで堺に向かう「竹内街道」が、明治以前まで続いた主要通路とされています。これは同じルートを使ったであろう、堺の鳥居引拙についてもしかりです。こうした見え隠れする背景から葛城市はもちろん、香芝市でも村田珠光ゆかりの茶道具、あるいはその写しが残されていると踏む専門家もいるようです。鳥居引拙は稀代の大名物茶碗「灰被天目」の最初の所有者であったとも伝えられているだけに、今後の香芝市における茶道具事情では竹内街道がポイントになるかもしれません。
茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ香芝市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、香芝市においても例外ではありません。
【茶道具売却における千家十職一覧】
・永樂善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶碗や土風炉を専門に製作
・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題に
・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などを製作する袋師
・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師
・樂吉左衛門
樂焼の茶碗を作る茶碗師として、歴代の樂家当代が襲名する名称
・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
・大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作
茶千家十職に見られる三千家とは、千利休を開祖とした、その後に派生した「茶の家元」の総称です。現在は表千家、裏千家、武者小路千家の三家をもって「三千家」と呼びます。そうした三千家が「点前(てまえ)」の際に用いる道具(茶碗・茶釜・風炉先屏風・柄杓・水指・茶巾・茶器・茶入・棗・茶杓・建水・香合・花入)の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。古くから茶道文化が存在している香芝市には、茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も豊富です。
茶道具は歴史を有するものですが、香芝市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。
実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、奈良県香芝市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。
まずは買取専用フリーダイヤル0120-808-896またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。