私ども茶道具買取えんやでは三重県鳥羽市において、茶道具、茶器、煎茶器、中国茶道具、中国茶器、中国古陶磁器、朝鮮古陶磁器、唐物茶道具、唐物茶器、南蛮茶器、安南茶器、李朝茶碗、高麗茶碗、桃山茶道具、桃山茶器、墨蹟書画掛軸、大徳寺系禅僧書画掛軸、お点前用の茶道具・茶器のみならず、お稽古用の茶道具、茶器などの買取・査定・鑑定を行っております。三重県鳥羽市への出張買取はもちろん、店頭買取・持込買取(鈴鹿店)、宅配買取も行っております。又、メール、ライン画像による簡単無料買取・査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
お持込買取の際は不在にしていることもございますので必ず事前のアポイントメントをお願い致します。また宅配買取の場合、発送前に一度ご連絡ください。発送時の注意点等お伝え事項がございます。
三重県鳥羽市の茶道具といえば、最晩年の鳥羽藩主を務めた稲垣家の「竹筒」などが記憶に新しいところです。これは2021年に発見されており、同年には鳥羽市の文化スポット「鳥羽大庄屋かどや」で幕末から地域に伝わる茶道具の展示会も開かれました。
前述の竹筒は稲垣家の祈願寺とされる金胎寺(鳥羽市鳥羽地区)から見つかったもので、当時は高台に築かれた鳥羽城の配下に武家屋敷が広がっていたといわれています。言い換えれば複数の地区を束ねる大庄屋を中心に、藩主以下の茶道文化が興隆していたことでしょう。
実は稲垣家だけでなく内藤家初代・忠重も、かつて鳥羽藩主時代に茶の湯にまつわるエピソードを残しています。内藤忠重は、杉木普斎を伊勢の著名な茶人と知ってか、自ら邸宅に出向いたことがあったそうです。とはいえ急な訪問で、持ち合わせもなかった杉木普斎。思案の末に畳を売って小豆餅を用意した杉木普斎は、正式な茶事で藩主をもてなすことに。その姿勢に感銘を受けた内藤忠重は、「世に名高き茶人」という称賛の言葉を残したといわれています。
このほか内藤家の後に鳥羽城に座った松平乗邑も、鳥羽藩主を退いたのちに「三冊名物記」と題した茶道具図鑑を残したことで有名です。三冊名物記は裏千家・今日庵が所蔵しいており、こうした実績を買われて徳川吉宗の筆頭老中に上り詰めた松平乗邑。幕閣では、「享保の改革」の主要人物として歴史に名を刻んでいます。鳥羽市の旧武家屋敷群には、これら鳥羽藩の茶の湯にまつわる“御三家”愛用の茶道具も眠っているのかもしれませんね。
茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ鳥羽市で、稲垣家の「竹筒」など価値ある茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。又、茶道三千家や各流派の好むお茶道具を専属で製作している千家十職の買取頻度が高まるなか、鳥羽市においても例外ではありません。
【千家十職の善五郎。その知られざる価値】
約400年を有する千家十職において、最も歴史が浅いとされる善五郎。千家十職に認められるようになったのは1780年前後のため、その歴史は250年といったところでしょう。約400年の歴史を誇る他の千家十職とは肩を並べることはできないものの、その伝統は現代まで継承されています。とはいえ、土風炉師としての歴史は、他の千家十職と遜色ありません。今から約400年前に初代・西村宗禅が善五郎を名乗って以降、9代目まで西村善五郎として受け継がれます。
ところが直系である10代目・了全が18歳のとき、天明の大火に見舞われ西村家は全焼。了全は千家十職の名門である9代目楽吉左衛門・了入から陶技を学び、土風炉師との兼用で活路を見つけます。その際、樂家=樂焼と区別するために「永樂善五郎」を名乗ったとされています。この了全の働きは千家十職にも認められました。
了全以降は土風炉師にとどまらず、茶碗を中心とする茶道具の伝世品(古くから実用されてきている日常的かつ歴史的作品)も多く残していきます。千家十職としての善五郎の値打はもちろん、現存する「西村善五郎作」の土風炉にも同程度以上の価値がつくといわれているほどです。善五郎は総称であり、その呼び名は現在「永樂善五郎」として統一されていますが、開祖以来の功績を称え「西村善五郎」を千家十職とする歴史研究家も少なくありません。
表千家や裏千家が「点前(てまえ)」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。
茶道具は歴史を有するものですが、鳥羽市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。
実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、三重県鳥羽市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。
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