いなべ市茶道具買取査定

　三重県いなべ市の茶道具といえば、3代・加賀瑞山の手がける「桑名萬古」が代表格に挙げられます。一般に萬古焼（万古焼）は急須や土鍋が多いなか、旧来の茶道具を中心に数々の名作を生み出しているのが加賀瑞山の特徴です。

　その真髄は名家ならではの環境にとどまらず、幼少の頃から育み続けている茶の湯にも伺わせます。祖父の初代・加賀瑞山は、かつて途絶えた古萬古に取り組みながら、衰退しつつあった桑名萬古の再興に尽力した名工の1人。

　3代・加賀瑞山は偉大な祖父から桑名萬古の手ほどきを受けるも、実は茶の湯を学んだ方が先だったそうです。その指南役も表千家堀内家と本格的。堀内家といえば表千家一門の筆頭茶家の1つで、そのトップである堀内宗完から直に茶の湯の薫陶を受けたといわれています。又、堀内宗完が内弟子として師事した表千家13代家元「即中斎（千宗左）」は、財団法不審庵の設立や表千家同門会の発足など茶道の普及に尽力した方でもあります。

　いなべ市の「鼓窯」で、年間500点もの作陶に奮迅する3代・加賀瑞山。とはいえ本人によると「世に出せるのは1割程度」と言うのが現実だそうです。自ら茶道と向き合い続ける姿勢はもちろん、そうしたこだわりにも人気作家としてのカリスマ性を覗かせます。

　茶道具買取えんやでは、表千家や表千家堀内家など茶の湯との接点を多く持ついなべ市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。一方で昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、いなべ市の時代背景を考えますと現代において価値ある千家十職作品が眠っているのではないでしょうか。もし、その様なお茶道具をお持ちで売却を検討されている方がいらっしゃいましたら茶道具買取えんやまで、お声掛けください。長年、お茶道具を目利きしております熟練の鑑定士がいなべ市のご自宅にお伺いさせて頂き1点1点丁寧に鑑定買取させて頂きます。

【茶道具売却における千家十職一覧】
永樂家：永楽善五郎（土風炉・焼物師）
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶碗や土風炉を専門に製作
中川家：中川浄益（金物師）
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
中村家：中村宗哲（塗師）
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題になった
奥村家：奥村吉兵衛（表具師）
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師
樂家：楽吉左衛門（茶碗師）
楽焼の茶碗を作る茶碗師として、歴代の楽家当代が襲名する名称
飛来家：飛来一閑（一閑張細工師）
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
大西家：大西清右衛門（釜師）
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
駒澤市：駒沢利斎（指物師）
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
土田家：土田友湖（袋師）
仕覆・角帯・服紗などを専門に製作する袋師
黒田家：黒田正玄（竹細工/柄杓師）
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作

　三千家（表千家・裏千家・武者小路千家）をはじめ各流派の家元が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も豊富です。いなべ市を拠点とするハウスメーカーや工務店などが、施主から茶室の依頼を受けることが多いといわれているのも、それだけ茶道文化が浸透している証拠かもしれません。

　茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、三重県いなべ市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウに、いなべ市在住のお客様からも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。