私ども茶道具買取えんやでは三重県伊賀市において、茶道具、茶器、煎茶器、中国茶道具、中国茶器、中国古陶磁器、朝鮮古陶磁器、唐物茶道具、唐物茶器、南蛮茶器、安南茶器、李朝茶碗、高麗茶碗、桃山茶道具、桃山茶器、墨蹟書画掛軸、大徳寺系禅僧書画掛軸、お点前用の茶道具・茶器のみならず、お稽古用の茶道具、茶器などの買取・査定・鑑定を行っております。三重県伊賀市への出張買取はもちろん、店頭買取・持込買取(鈴鹿店)、宅配買取も行っております。又、メール、ライン画像による簡単無料買取・査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
お持込買取の際は不在にしていることもございますので必ず事前のアポイントメントをお願い致します。また宅配買取の場合、発送前に一度ご連絡ください。発送時の注意点等お伝え事項がございます。
三重県伊賀市では、実業家であり茶人としても名を残した田中善助ゆかりの茶道具が有名です。これらは芭蕉五庵の1つで、田中善助が再建した茶室「瓢竹庵」から見つかっています。伊賀市出身の田中善助が、同郷の先人である松尾芭蕉ゆかりの瓢竹庵を建て直したのは大正末期。2016年に瓢竹庵の再建90周年を記念して開かれた茶会は、記憶に新しいところです。
同茶会では、瓢竹庵に眠る赤楽茶碗「宗侃」などが披露されたことでも話題になりました。宗侃とは田中善助が茶道をする際に名乗っていた号で、生前は自ら抹茶碗や香合を手がけていた記録も残されています。また近年は田中善助の月命日に瓢竹庵で茶会が開かれ、伊賀市民にも周知されつつあるようです。
なお初代の瓢竹庵は、松尾芭蕉の時代から幕末まで残っていたといわれています。それを当時の町長を務めた田中善助を筆頭とする芭蕉保存の地元有志団体が、現在の愛染院(伊賀市上野農人町)境内に移す形で再興に至ったそうです。こうした伊賀市の歴史にも、松尾芭蕉の偉大さを伺わせます。
茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ伊賀市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。また、茶道具は歴史を有するものですが、伊賀市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。
昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、伊賀市においても例外ではありません。表千家や裏千家が「点前(てまえ)」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も豊富です。伊賀市を拠点とするハウスメーカーや工務店などが、施主から茶室の依頼を受けることが多いといわれているのも、それだけ茶道文化が浸透している証拠かもしれません。
【香炉の名手、千家十職の中川浄益】
脇役ながら、茶の湯には欠かせない香炉。一般に香炉は陶器や漆器で出来ていますが、千家十職の手がけるものは「金属」です。中川浄益は金物師を代々の生業としてきた、千家十職の職方の1つ。古くは3代目の時代に現代まで伝承されている鋳物の技術を確立し、建水や水指を中心とした多くの名茶道具を手がけています。
そんな中川浄益の手がける香炉は、季節によって傷みやすい香木に負担をかけないのが特徴です。これは鋳物が持つ金属成分による働きではあるものの、金物香炉は一長一短かつ簡単に作れるものではありません。
また初代に定評のあった薬鑵に見られる、鋳物特有の「地味な見た目」が、かつての中川浄益作品の主流とされるスタイルでした。ところが10代目の時代に、艶やかなまでの作品を手がけ、一子相伝ながらモデルチェンジを遂げています。その代表といわれるのが、樂家の11・12代目によって作成された盃の内張りに、中川浄益の10代目が金銀を施した「絵高麗写盃」です。これ以外には、純銀製の香炉も定評があります。
こうした10代目の活躍には、父である9代目の影響が大きくあったようです。9代目は明治の茶道衰退期にあった時代に、その根源とされる世の海外指向を逆手にとり、それまでの中川浄益にはない瀟洒な引手金具なども手がけていたといわれています。香炉に関しても従来の金属ではなく、青磁をベースとしたスタイリッシュな色合いの「青磁二見香炉」を残しています。
「千家十職とは」
千利休を祖とする茶道流派「三千家(表千家・裏千家・武者小路千家)」をの家元が好むお茶道具を専属で制作する十の職家を指します。香炉の名手「中川浄益」を含む、指物師「駒澤利斎」、表具師「奥村吉兵衛」、一閑張細工師「飛来一閑」、釜師「大西清右衛門」、竹細工・柄杓師「黒田正玄」、袋師「土田友湖」、塗師「中村宗哲」、土風炉・焼物師「永樂善五郎」、茶椀師「樂吉左衛門」からなります。
その一方で実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、三重県伊賀市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。
まずは買取専用フリーダイヤル0120-808-896またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。