私ども茶道具買取えんやでは熊本県玉名市において、茶道具、茶器、煎茶器、中国茶道具、中国茶器、中国古陶磁器、朝鮮古陶磁器、唐物茶道具、唐物茶器、南蛮茶器、安南茶器、李朝茶碗、高麗茶碗、桃山茶道具、桃山茶器、墨蹟書画掛軸、大徳寺系禅僧書画掛軸、お点前用の茶道具・茶器のみならず、お稽古用の茶道具、茶器などの買取・査定・鑑定を行っております。熊本県玉名市への出張買取はもちろん、店頭買取・持込買取、宅配買取も行っております。又、メール、ライン画像による簡単無料買取・査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
お持込買取の際は不在にしていることもございますので必ず事前のアポイントメントをお願い致します。また宅配買取の場合、発送前に一度ご連絡ください。発送時の注意点等お伝え事項がございます。
あの千利休をはるかに凌ぐ、旧来の茶道文化が根付く熊本県玉名市。平安時代末期~鎌倉時代初頭に活躍した2人の歴史的僧侶が、現代にいたる玉名市の茶道文化と深く関係します。なお鎌倉時代の幕開け前後といえば、高僧陣のオンパレード。浄土宗の開祖「法然」に始まり、その薫陶を受け浄土真宗を開いた「親鸞」、はたまた臨済宗の生みの親「栄西」など、歴史の教科書に登場するビッグネームたちが時代を彩りました。
こうしたなか、玉名市出身の「皇円」も歴史に名を刻んだ高僧の1人です。玉名市の名所である、蓮華院誕生寺の本尊として奉られています。皇円は前述した法然の師匠と伝えられており、いわば親鸞へと続く系譜のパイオニア的な偉人と言えるでしょう。数多くの門弟を抱えていたことから、出生地にあやかり本尊に奉られているそうです。
また蓮華院誕生寺は、真言律宗の総本山「奈良・西大寺」に属する寺院としても知られています。かつては九州地方の筆頭寺院として興隆した歴史を持つことから、西大寺に伝わる名物茶会「大茶盛(おおちゃもり)」が蓮華院誕生寺でも恒例イベントです。それとは別に、玉名市天水町竹崎地区では“栄西ゆかり”の茶葉栽培も行われています。栄西といえば、中国から持ち帰った茶葉を日本に広めた先駆者。栄西の門弟が金剛寺(竹崎地区)周辺に茶を植栽したことに端を発する、と伝えられています。
千利休らが台頭する桃山文化は、この栄西らの時代から約3世紀ものちのことです。まさに茶道ルーツを有する玉名市では、やはり大茶盛で使われる特大茶碗はもちろん、栄西ゆかりの茶道具なども、買取時におけるポイントになってくるでしょう。又、「土木の神様」と称された熊本藩藩主「加藤清正」と千利休は、繋がりが深く加藤が様々な事を相談する程の懇意の仲だったと言われております。
茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ玉名市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。また、茶道具は歴史を有するものですが、玉名市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。
昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、玉名市においても例外ではありません。表千家や裏千家が「点前(てまえ)」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も豊富です。玉名市を拠点とするハウスメーカーや工務店などが、施主から茶室の依頼を受けることが多いといわれているのも、それだけ茶道文化が浸透している証拠かもしれません。
【香炉の名手、千家十職の中川浄益】
脇役ながら、茶の湯には欠かせない香炉。一般に香炉は陶器や漆器で出来ていますが、千家十職の手がけるものは「金属」です。中川浄益は金物師を代々の生業としてきた、千家十職の職方の1つ。古くは3代目の時代に現代まで伝承されている鋳物の技術を確立し、建水や水指を中心とした多くの名茶道具を手がけています。
そんな中川浄益の手がける香炉は、季節によって傷みやすい香木に負担をかけないのが特徴です。これは鋳物が持つ金属成分による働きではあるものの、金物香炉は一長一短かつ簡単に作れるものではありません。
また初代に定評のあった薬鑵に見られる、鋳物特有の「地味な見た目」が、かつての中川浄益作品の主流とされるスタイルでした。ところが10代目の時代に、艶やかなまでの作品を手がけ、一子相伝ながらモデルチェンジを遂げています。その代表といわれるのが、樂家の11・12代目によって作成された盃の内張りに、中川浄益の10代目が金銀を施した「絵高麗写盃」です。これ以外には、純銀製の香炉も定評があります。
こうした10代目の活躍には、父である9代目の影響が大きくあったようです。9代目は明治の茶道衰退期にあった時代に、その根源とされる世の海外指向を逆手にとり、それまでの中川浄益にはない瀟洒な引手金具なども手がけていたといわれています。香炉に関しても従来の金属ではなく、青磁をベースとしたスタイリッシュな色合いの「青磁二見香炉」を残しています。
千家十職には、鋳師「中川浄益」以外に、指物師「駒澤利斎」、土風炉・焼物師「永樂善五郎」、表具師「奥村吉兵衛」、一閑張細工師「飛来一閑」、塗師「中村宗哲」、袋師「土田友湖」、楽焼茶碗「樂吉左衞門」、釜師「大西清右衛門」、竹細工・柄杓師「黒田正玄」の10の職家が表千家・裏千家・武者小路千家の家元に仕えております。熊本県玉名市にお住いの方で千家十職の作品をお持ちの際は、是非お茶道具買取専門のえんやにお声がけ下さいませ。
その一方で実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、玉名市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。
まずは買取専用フリーダイヤル0120-808-896またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。