横浜市神奈川区茶道具買取査定

　横浜市神奈川区ゆかりの茶道具に、近代数寄者に名を連ねる原三渓や益田鈍翁、はたまた松永耳庵のコレクションが挙げられます。原三渓は神奈川区のみならず、新1万円札の渋沢栄一らと同じ時代に名を馳せた、横浜を象徴する財界人です。本名は原富太郎、横浜屈指の名勝「三渓園」を築いたことで知られています。明治元年の直前に岐阜で生まれた富太郎は、上京後に現在の早稲田大学卒業や跡見学校の助教授を経て、23歳の時に横浜の女性と結婚。妻の祖父は生糸業で財を成した原善三郎、富太郎は原家の婿に入りました。

　実業に関して素人だった富太郎は、この入籍を機に富岡製糸場や銀行経営といった手腕を発揮し、これらの母体となったのが祖父から受け継いだ原商店です。間もなくして富太郎は、生糸生産と新たな輸出部門を設けた「原合名会社」とし、富岡製糸場を貿易の核に置いた経営戦略を展開。

　ここから“横濱王”の異名をとった原三渓の偉大な足跡が刻まれていくなか、昭和の戦前に切り離した単独の輸出部門として今日にいたるのが、神奈川区松本町に社屋を構える「原貿易」です。同社は神奈川区一筋の地域密着型、かつ原三渓をルーツとする企業なだけに、冒頭の茶道具に見られるコレクションの所有事情に注目する専門家は少なくありません。

【神奈川区のお茶道具買取品目】
茶碗、香道具、茶掛軸、棚、水屋、釜、炉縁、台子、風炉先、茶壺、結界、立礼セット、懐石セット、電熱風炉釜、茶器、前茶器、棗、菓子盆、水差し、香合、急須

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ神奈川区で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、神奈川区においても例外ではありません。

【千家十職の顔『樂家』】
　樂吉左衞門は、安土桃山時代から約450年にわたって続く、樂焼茶碗の当代が襲名する名称です。千家十職の古株であり、歴史研究家などの中には「千家十職の筆頭」として樂家の名を挙げる人も少なくありません。樂茶碗は代々、一子相伝のスタイルを継承し、「手づくね」といわれる制法を用います。ろくろを使用せず、手とへらだけで成形する作風が特徴です。近代における樂茶碗の代表作は、樂吉左衞門館に収蔵される15代・直入作の「焼貫黒樂茶碗 風舟」や「焼貫黒樂茶碗 氣昏雨已過 突兀山復出」などが挙げられます。2019年には、直入の長男である篤人が16代・樂吉左衞門を襲名しました。

　千家十職には、土風炉・焼物師「永樂善五郎」、指物師「駒澤利斎」、楽焼茶碗「樂吉左衞門」、表具師「奥村吉兵衛」、一閑張細工師「飛来一閑」、塗師「中村宗哲」、袋師「土田友湖」、鋳師「中川浄益」、釜師「大西清右衛門」、竹細工・柄杓師「黒田正玄」の10職家が表千家・裏千家・武者小路千家の家元に仕えております。神奈川区にお住いの方で千家十職の作品をお持ちの際は、是非お茶道具買取専門のえんやにお声がけ下さいませ。

　表千家や裏千家が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。

　茶道具は歴史を有するものですが、神奈川区での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、横浜市神奈川区という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。