横浜市保土ケ谷区茶道具買取査定

　横浜市保土ケ谷区ゆかりの茶人に、近代数寄者の原三溪が挙げられます。横浜が誇る名勝地「三溪園」の創設者で、25歳から収集を始めた茶道具などのコレクションは約5000点という筋金入りの茶人です。明治元年～昭和の戦前まで、激動の時代を駆け抜けた原三溪。保土ケ谷駅南口から徒歩約5分の久保山墓地に、横濱王の異名をとった原三溪が眠ることでも知られています。生涯をかけて収集したコレクションの多くは、関東大震災や横浜大空襲の影響で手放さざるを得ず、全国の美術館に分散しました。

　それでも2019年に横浜美術館で開催された原三溪の特別企画展で、全国からコレクションが一堂に会し話題に。青織部の菊香合や備前焼の水指など、伝説と呼ばれる往年のコレクションが披露されました。やはりコレクションが全国に流通した経緯があるだけに、この保土ケ谷区でも、茶道具を売買する際にはチェックしておきたい人物と言えるでしょう。そのほか保土ケ谷駅から1.5㎞ほど南下した、南区永田東に登り窯を築いた井上良斎も茶道具に定評がある陶芸家です。

　その他にも保土ヶ谷区が所在する横浜市には、世界にその名をと轟かせ明治の三大名工にも名を連ねる「初代真葛香山」を忘れてはいけません。お茶道具では、茶碗・水指・香合など制作し、吉兆庵美術館などに展示されている作品では日本画の大家と言われた「下村観山」が絵付けした貴重な作品などが現代人を魅了しております。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ保土ケ谷区で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、保土ケ谷区においても例外ではありません。

【千家十職とは】
　茶の湯の世界では「職家」とも呼ばれ、茶道工芸の最高峰として名高い千家十職。どの職家も概ね400年という古い歴史を持ち、また一子相伝のスタイルで何十代にわたり現代に「わざ」を残しています。職家のような伝統を継承する茶道具のつくり手は日本で唯一、作品の完成度も類を見ません。それ故に千家十職の手がける器や釜、屏風などは非常に高い価値を有するのです。

【茶道具売却における千家十職一覧】
・永樂善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶碗や土風炉を専門に製作
・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題に
・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などを製作する袋師
・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師
・樂吉左衛門
樂焼の茶碗を作る茶碗師として、歴代の樂家当代が襲名する名称
・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
・大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作

　表千家や裏千家が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も保土ヶ谷区にて対応しております。

　茶道具は歴史を有するものですが、横浜市保土ケ谷区での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、神奈川県横浜市保土ケ谷区という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。