神戸市垂水区茶道具買取査定

　たまたま顔を出した近所の茶会で、「茶の湯と茶道具に興味を持ってしまった」という人は少なくないのでは。兵庫県垂水区でも、気軽に参加できる茶会が開かれています。「青松庵」と題した茶会の開催場所は、垂水区の観光スポット「旧木下家住宅」。複数の文化施設を有する舞子公園の敷地内にあり、毎月1度の頻度で茶会を開催しています。しばしば満席となる人気ぶりで、定期的に続いているのも頷けるところです。亭主は裏千家の教授などが務めており、昭和初期に建てられた数寄屋造りの茶室で、本格的な抹茶や茶道具を楽しめます。

　古くから名勝として名高い“舞子の浜”に、現代風の整備を施した舞子公園。江戸時代には安藤広重も舞子の浜を描いたほどで、その当時は多くの茶屋が軒を連ねていたといわれています。現代においても白浜青松が名残をとどめ、東西南北に区画された各エリアには孫文記念館や宿泊施設の舞子ビラなどもあり、新旧の時代を融合させた稀有な名勝の1つといえるでしょう。ちなみに舞子ビラでは、裏千家による初釜も開かれています。また2017年に旧木下家住宅で開かれた、丹波焼の茶道具展示会も記憶に新しいところ。丹波立杭焼で茶道具を手がける陶芸家は数少ないことから、レアな展示会としてにぎわいを見せていたそうです。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ垂水区で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、垂水区においても例外ではありません。

【千家十職の善五郎。その知られざる価値】
約400年を有する千家十職において、最も歴史が浅いとされる善五郎。千家十職に認められるようになったのは1780年前後のため、その歴史は250年といったところでしょう。約400年の歴史を誇る他の千家十職とは肩を並べることはできないものの、その伝統は現代まで継承されています。とはいえ、土風炉師としての歴史は、他の千家十職と遜色ありません。今から約400年前に初代・西村宗禅が善五郎を名乗って以降、9代目まで西村善五郎として受け継がれます。

　ところが直系である10代目・了全が18歳のとき、天明の大火に見舞われ西村家は全焼。了全は千家十職の名門である9代目楽吉左衛門・了入から陶技を学び、土風炉師との兼用で活路を見つけます。その際、樂家＝樂焼と区別するために「永樂善五郎」を名乗ったとされています。この了全の働きは千家十職にも認められました。

　了全以降は土風炉師にとどまらず、茶碗を中心とする茶道具の伝世品（古くから実用されてきている日常的かつ歴史的作品）も多く残していきます。千家十職としての善五郎の値打はもちろん、現存する「西村善五郎作」の土風炉にも同程度以上の価値がつくといわれているほどです。善五郎は総称であり、その呼び名は現在「永樂善五郎」として統一されていますが、開祖以来の功績を称え「西村善五郎」を千家十職とする歴史研究家も少なくありません。

　表千家や裏千家・武者小路千家をはじめ各流派の家元が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。垂水区のご自宅まで経験豊富な鑑定士がお伺いし査定買取致します。

　茶道具は歴史を有するものですが、垂水区での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。私ども茶道具えんやは、お客様とお手元にお持ちの茶道具・茶器・煎茶器とのご縁を大切に思い、その思いを大切にしてくださる方への橋渡しが出来ればと願っております。お手元のお品物を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。１つ１つ丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、兵庫県垂水区という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。