加東市茶道具買取査定

　茶道具コレクターの中には、加東市の一三窯に注目する人も少なくないでしょう。兵庫県加東市の永福地区を拠点とする一三窯は、優れた茶陶を残すことで知られる「今戸焼」を伝承しています。今戸焼は戦国時代に端を発し、東京・浅草界隈を中心に興隆した関東を代表する焼き物の1つ。特に茶道具に定評があり、そのスタイルは尾形乾山に見られる「花鳥風月」をあしらった暖色系統の色使いが特徴です。

　今戸焼を後世に残した代表的な陶工の1人に、白井家が挙げられます。代々「半七」を名乗り、昭和末期まで9代が襲名した今戸焼の名家。白井家は大正年間に起きた関東大震災で窯が崩壊し、そこで復興に一役買って出たのが表千家の11代家元「碌々斎宗」といわれています。それが7代目の時です。

　以降、白井半七は関東を出て、兵庫県を新天地にしています。そして9代目の門を叩いたのが、大阪芸術大学に在学中だった北風一三です。それから5年後に北風一三は独立を果たすと、1997年には加東市に窯を移し、「半七最後の弟子」として茶道具の作品価値を高めていっているのだとか。こうした茶陶家の台頭があってか、加東市では茶道具に関心を寄せる人も増えつつあるようです。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との繋がりが深い加東市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。

　又、白井家の復興にも一役買った表千家をはじめ裏千家・武者小路千家や各流派の家元が好むお茶道具を専門に制作する千家十職作品の買取を加東市において査定買取強化をおこなっております。

【茶道具売却における千家十職一覧】
・楽吉左衛門
楽焼の茶椀を作る茶椀師として、歴代の楽家当代が襲名する名称
・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
・大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題になった
・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などの製作を専業とする袋師
・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作
・永楽善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶椀や土風炉を専門に製作
・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師

　千家十職が作った茶道具、茶器には家元の書付、花押が付く場合も多く、歴代家元の書は花押なども多岐に渡りますので、非常に専門性を有しますし、真偽の見極めも非常に重要になってまいります。私ども、古美術・骨董えんやは、茶道具、茶器、中国茶器、煎茶器の買取に関しまして、長年の経験と実績を持っております。加東市にお住まいの方で、お手持ちの茶道具、茶器をご売却の際はぜひ古美術・骨董えんやまでご用命下さい。

　表千家や裏千家が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、加東市でそうした買取実績も豊富です。

　茶道具は歴史を有するものですが、加東市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、兵庫県加東市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。