廿日市市茶道具買取査定

　広島県廿日市市には知る人ぞ知る、茶の湯に欠かせない湧水スポットがあります。一見すると何ら普通の湧き水でありながら、実は武将茶人こと上田重安が茶を点てる際に愛用したとされる銘水。同スポットは無料配水のため、茶道関係者のみならず、多くの人が訪れているのだとか。

　上田重安といえば、広島県内では古くから上田宗箇の名で語り継がれる茶人。安土桃山時代に活躍した武将でもあり、広島市を中心に茶道流派を展開する上田宗箇流の開祖としても知られています。そんな上田宗箇が廿日市市を拠点としたのは、隠居してからのこと。現役時代には豊臣秀吉の直臣として大名にまで上り詰め、その傍らで古田織部から茶の湯も学んだとされています。

　こうしたルーツを持つ上田宗箇流も、現代では全国を代表する武家茶道の流派。織部流や遠州流などと同じように、約400年以上にわたって流儀を伝承し続けています。2019年に廿日市市内で開催された「上田宗箇広島入国400年記念　上田宗箇と国老上田家展」は、記憶に新しいところです。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ廿日市市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。特に、上田宗箇が愛用していた茶道具も現存していると考えられます。ご先祖様など、ご縁がありご自宅の蔵などに眠っている場合は当店に是非ご連絡ください。

　昨今は、各流派の家元が使用するお茶道具を専属で製作する千家十職の買取頻度が高まるなか、廿日市市においても例外ではありません。

【千家十職の善五郎。その知られざる価値】
約400年を有する千家十職において、最も歴史が浅いとされる善五郎。千家十職に認められるようになったのは1780年前後のため、その歴史は250年といったところでしょう。約400年の歴史を誇る他の千家十職とは肩を並べることはできないものの、その伝統は現代まで継承されています。とはいえ、土風炉師としての歴史は、他の千家十職と遜色ありません。今から約400年前に初代・西村宗禅が善五郎を名乗って以降、9代目まで西村善五郎として受け継がれます。

　ところが直系である10代目・了全が18歳のとき、天明の大火に見舞われ西村家は全焼。了全は千家十職の名門である9代目楽吉左衛門・了入から陶技を学び、土風炉師との兼用で活路を見つけます。その際、樂家＝樂焼と区別するために「永樂善五郎」を名乗ったとされています。この了全の働きは千家十職にも認められました。

　了全以降は、茶碗を中心とする茶道具の伝世品（古くから実用されてきている日常的かつ歴史的作品）も多く残していきます。千家十職としての善五郎の値打はもちろん、現存する「西村善五郎作」の土風炉にも同程度以上の価値がつくといわれているほどです。善五郎は総称であり、その呼び名は現在「永樂善五郎」として統一されています。

　茶道具買取えんやでは、表千家や裏千家・武者小路千家の家元が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。

　茶道具は歴史を有するものですが、廿日市市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具や日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、広島県廿日市市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。