郡上市茶道具買取査定

　風情と伝統のある街並みから「奥美濃の小京都」の異名をとる郡上八幡。さらには20以上を数える一級河川が流れる「水の都」として親しまれてきたのが、岐阜県郡上市のもう1つの顔です。こうした名残は、茶道文化にも伺わせています。関ヶ原の戦いにおける“前哨戦の舞台”となった郡上八幡城には、茶道に造詣の深い当主が座ってきた史実も。そのルーツとされるのが初代城主・遠藤慶隆で、前述の“”郡上八幡城の戦い”に加勢した金森可重もキーマンです。

　金森可重は隣の高山城主で、茶の湯を千利休の子・道安から教わった大名茶人。なお金森可重の長男は、京都で名を馳せた茶人の金森宗和です。この金森親子などを介して、初代城主の遠藤慶隆は京都の商人から茶道具を入手していたようです。ちなみに8代八幡城主には、金森可重の直系の子孫にあたる金森頼旹（よりとき）が就いています。金森頼旹も先祖の系譜をくむ茶人で、金森宗和が興した「宗和流茶道」の4代家元を継ぎました。

　旧家が色濃く残る郡上市には、歴代の城主や地元の庄屋から譲り受けるなどした茶道具類を、後生大事に保存してある家庭が多いそうです。古くから地元特有の“秘蔵する”風土が根差す、といわれています。こうしたなか、茶道具を中心に約1300点もの家宝を一般公開する、郡上八幡の斎藤美術館は異例と言えるでしょう。郡上八幡きっての豪商として名を馳せた斎藤家が、約270年にわたり収集してきたコレクションを展示しています。そんな斎藤美術館のコレクションは、後述する千家十職の茶道具、金森宗和と関係が深い京都のレジェンド名工「野々村仁清」の茶碗などが代表的です。

【郡上市のお茶道具買取品目】
茶碗、香道具、茶掛軸、棚、水屋、釜、炉縁、台子、風炉先、茶壺、結界、立礼セット、懐石セット、電熱風炉釜、茶器、前茶器、棗、菓子盆、水差し、香合

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ郡上市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、郡上市においても例外ではありません。

【千家十職の顔『樂家』】
　樂吉左衞門は、安土桃山時代から約450年にわたって続く、樂焼茶碗の当代が襲名する名称です。千家十職の古株であり、歴史研究家などの中には「千家十職の筆頭」として樂家の名を挙げる人も少なくありません。樂茶碗は代々、一子相伝のスタイルを継承し、「手づくね」といわれる制法を用います。ろくろを使用せず、手とへらだけで成形する作風が特徴です。近代における樂茶碗の代表作は、樂吉左衞門館に収蔵される15代・直入作の「焼貫黒樂茶碗 風舟」や「焼貫黒樂茶碗 氣昏雨已過 突兀山復出」などが挙げられます。2019年には、直入の長男である篤人が16代・樂吉左衞門を襲名しました。

　千家十職には、土風炉・焼物師「永樂善五郎」、指物師「駒澤利斎」、楽焼茶碗「樂吉左衞門」、表具師「奥村吉兵衛」、一閑張細工師「飛来一閑」、塗師「中村宗哲」、袋師「土田友湖」、鋳師「中川浄益」、釜師「大西清右衛門」、竹細工・柄杓師「黒田正玄」の10職家が表千家・裏千家・武者小路千家の家元に仕えております。郡上市にお住いの方で千家十職の作品をお持ちの際は、是非お茶道具買取専門のえんやにお声がけ下さいませ。

　茶道具は歴史を有するものですが、郡上市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、岐阜県郡上市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも郡上市のお客様から定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。