伊予市茶道具買取査定

　古くから商いを生業とする家柄であれば、高貴な代物の1つや2つ所有していても不思議ではありません。かつての大洲藩領にあった伊予市では、数百に及ぶ茶道具などを代々の家宝として受け継ぐ市民がいます。同宅は2010年頃から定期的に、愛媛県の中予地方に位置する伊予市内で展示会を開いており、茶道具や華道の備品など300点を披露。メディアにも取り上げられたことがあるため、地域のちょっとした名物イベントといえるでしょう。

　ちなみに伊予市は、江戸時代中期以降に、茶道が普及した歴史も。3代・大洲藩主の六男である、加藤文麗が先駆者といわれています。郷里大洲を離れ藩邸で育った加藤文麗は、江戸千家の開祖「川上不白」に師事。その縁から表千家との交流も始まり、加藤文麗が来藩した際の茶道普及に拍車をかけたそうです。こうした大洲藩の茶道ルーツを知ると、前述した商家の事例同様、伊予市には表千家などの茶道具を有する人が多くいると考えられます。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ伊予市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は伊予市と繋がりが深い表千家など各流派の家元が使用するお茶道具を専属で製作する千家十職の買取頻度が高まるなか、伊予市では、数多くの査定買取に関するお問い合わせを頂いております。

【茶道具売却における千家十職一覧】
・永楽善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶椀や土風炉を専門に製作
・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題になった
・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などの製作を専業とする袋師
・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師
・楽吉左衛門
楽焼の茶椀を作る茶椀師として、歴代の楽家当代が襲名する名称
・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
・大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作

　表千家や裏千家・武者小路千家の三千家をはじめとする家元が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も豊富です。愛媛県伊予市を拠点とするハウスメーカーや工務店などが、施主から茶室の依頼を受けることが多いといわれているのも、それだけ茶道文化が浸透している証拠かもしれません。

　茶道具は歴史を有するものですが、伊予市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、伊予市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。