湯沢市茶道具買取査定

　大森山の中腹にそびえ立つ稲庭城は、秋田県湯沢市が誇る観光スポットの1つ。標高約300メートルの天守最上階からは、横手盆地に広がる湯沢市の田園風景が一望できます。そんな稲庭城に数百年以上も受け継がれているのが、金箔を施した茶室「黄金の間」です。当時の稲庭城主であり、かつ湯沢市一帯を治めていた小野寺家由来のものと伝えられています。

　鎌倉時代の幕開け前後に新天地とした小野寺家が築城し、のちに湯沢市の伝統工芸となる川連漆器を広めた象徴とされる黄金の茶室。茶道具までもが金箔張りなことで知られています。稲庭の由来にもなったように、当時の城主は見わたした先に成る金の稲穂も思い浮かべていたことでしょう。

　湯沢市と言えば、江戸時代には秋田藩の一角を担っておりました。その時代に茶の湯を司った流派「織部流」は、古田織部を祖に持ち武家茶道の1つである。又、高弟の中には小堀遠州流の祖「小堀政一」も名を連ねている。

　茶道具買取えんやでは、織部流など茶の湯との接点を多く持つ湯沢市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。武家茶人などが愛用していた茶道具・茶器・煎茶器がご自宅の蔵に眠っていて売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　また、秋田県湯沢市では、茶聖「千利休」を祖とする「表千家」「裏千家」の支部があり茶会やイベントなどを年間通して開催しています。又、裏千家の茶道を取り入れている学校も数多くある事から、茶道が同市民に浸透している事がうかがえます。茶道具買取えんやでは、湯沢市を対象に三千家の家元が好むお茶道具を制作する千家十職作品を強化買取しております。

【千家十職とは】
茶の湯の世界では「職家」とも呼ばれ、茶道工芸の最高峰として名高い千家十職。どの職家も概ね400年という古い歴史を持ち、また一子相伝のスタイルで何十代にわたり現代に「わざ」を残しています。職家のような伝統を継承する茶道具のつくり手は日本で唯一、作品の完成度も類を見ません。それ故に千家十職の手がける器や釜、屏風などは非常に高い価値を有するのです。

【千家十職のご紹介】
樂吉左衛門（茶碗師）
永樂善五郎（土風炉・焼物師）
奥村吉兵衛（表具師）
飛来一閑（一閑張細工師）
黒田正玄（竹細工・柄杓師）
土田友湖（袋師）
中川浄益（鋳師）
駒澤利斎（指物師）
中村宗哲（塗師）
大西清右衛門（釜師）

　特に、表千家6代家元「覚々斎」が愛用していた十職のお茶道具作品は、非常に価値が高く当店でも常にお問合せをお待ちしております。先代の遺品や相続品などでご自宅の蔵に眠っている方は、ご一報頂けますと幸いです。

　もちろん、表千家や歴代にかかわらず、裏千家・武者小路千家をはじめ、湯沢市と縁がある織部流・小堀遠州流など家元が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も豊富です。それだけ茶道文化が浸透している証拠かもしれません。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、秋田県湯沢市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。