東海市茶道具買取査定

　知多半島の付け根に位置する、愛知県東海市。やはり知多半島が生んだ世界に誇れる茶陶「常滑焼」を抜きに、東海市の茶道事情は語れないところです。ちなみに常滑焼は本場の常滑市を中心に、これまで知多半島一帯で約3000基の窯跡が確認されている記録もあるほど。東海市でも、ほかの周辺地域と同様に、常滑焼の茶器が買取市場に出回る理由も頷けます。

　そんな常滑焼において人気を博す、いわゆる買取市場の高額査定ランキングで上位に名を連ねるのが、愛知初の人間国宝に認定された三代目・山田常山です。急須が代名詞の常滑焼において、この山田常山も看板的な知名度を有します。

　知多半島特有の鉄分を多く含んだ粘土質の陶土から、100種類の型を編み出した技術を駆使して手がける「朱泥急須」が山田常山の真骨頂です。黄土色の陶土に焼成を加えることで、常滑焼ならではの泥状かつ朱色に変化を遂げます。

　朱泥急須以外にも「梨皮朱泥茶壷」や「朱泥梨皮夏抹茶碗」、黒味がかった「烏泥シリーズ」も山田常山の傑作に挙げられることで有名です。なお黒色を出すには、朱泥の状態からさらに還元焼成を行うため、定価はもとより、査定額も跳ね上がります。東海市で茶道具を売買する際は、山田常山と黒色を覚えておくと役立つかもしれません。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ東海市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。また昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、東海市においても例外ではありません。

【千家十職とは】
　茶の湯の世界では「職家」とも呼ばれ、茶道工芸の最高峰として名高い千家十職。どの職家も概ね400年という古い歴史を持ち、また一子相伝のスタイルで何十代にわたり現代に「わざ」を残しています。職家のような伝統を継承する茶道具のつくり手は日本で唯一、作品の完成度も類を見ません。それ故に千家十職の手がける器や釜、屏風などは非常に高い価値を有するのです。

【茶道具売却における千家十職一覧】
・永樂善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶碗や土風炉を専門に製作
・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題に
・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などを製作する袋師
・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師
・樂吉左衛門
樂焼の茶碗を作る茶碗師として、歴代の樂家当代が襲名する名称
・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
・大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作

　茶千家十職に見られる三千家とは、千利休を開祖とした、その後に派生した「茶の家元」の総称です。現在は表千家、裏千家、武者小路千家の三家をもって「三千家」と呼びます。そうした三千家が「点前（てまえ）」の際に用いる道具（茶碗・茶釜・風炉先屏風・柄杓・水指・茶巾・茶器・茶入・棗・茶杓・建水・香合・花入）の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。古くから茶道文化が存在している東海市には、茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も豊富です。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、愛知県東海市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。