
河井寛次郎の価値と相場を知るなら古美術骨董専門買取えんやグループへ
昭和期を代表する陶芸家「河井寛次郎」
河井寛次郎の作風は、初期・中期・後期と変化していきます。初期作品は、京都市陶磁器試験場で研究した1万種以上の釉薬技術と中国古陶器から学んだ技巧を活かした作品を生み出し高く評価されています。中期の作風は、民藝運動への参画を機に美を追求しながらも実用的な器など日用品作品を数多く制作しています。
そして、第二次世界大戦後の後期には、独自の発想を形にした「造形の美」を追求した作品制作へと変化させました。この時代の作品は、国内を飛び出し海外でも高い評価を受けています。ミラノで開催された「トリエンナーレ国際工芸展」で「白地草花絵扁壷」がグランプリに輝いています。
河井寛次郎は、初期・中期・後期と作風を変えながらも、時代ごとの作品が高い評価を受けており長きに渡る実績に対し、文化勲章・人間国宝など名誉ある勲章の打診を受けるも全て辞退しています。無位無冠の陶工として76歳で人生をとじます。
政財界にも河井寛次郎のファンは多く、アサヒビールの初代社長である「山本爲三郎」もその一人で、生涯に渡るコレクションは現在、アサヒグループ大山崎山荘美術館に収蔵されており、その数は110点を数えます。その他にも、住まい兼仕事場を「河井寛次郎美術館」として公開しており、陶器作品以外に「木彫り」「真鍮キセル」「書」など幅広い作品が展示されておりますので、是非お近くに行かれる際は立寄ってみては如何でしょうか。
陶芸買取えんやは、河井寛次郎が作陶した陶芸作品ならびに書・木彫り作品を日本全国を対象に出張買取させて頂きます。陶芸家本人と生前にご縁がありお客様に贈答されたお品物などの鑑定買取も対応しておりますので、お気軽にお問合せ下さいませ。
河井寛次郎の買取は茶道具買取えんやにお任せください。

鑑定人 | 遠藤大祐 |
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出身高校 | 法政二高 [ 野球部OB ] |
出身大学 | 法政大学社会学部 |
趣味 | 歴史の勉強及びゴルフ |
特技 | 鑑定及び野球・囲碁 |
加盟団体 | 東京商工会会員/東京美術倶楽部 桃李会会員/東京美術倶楽部 親和会会員/全国美術商連合会会員/東京美術倶楽部 桃椀会会員/東京美術倶楽部笹塚会 |
「色彩の魔術師」と称された偉大な陶芸家【河井寛次郎】
陶芸家「河井寛次郎」は、現在の島根県安来市で生まれる。中学卒業後は、東京高等工業学校で、近代陶芸の開拓者であり人間国宝でもある「板谷波山」に指導を受け窯業を学んだ後、同大学の後輩で衰退の危機から益子焼を復興させた「濱田庄司」と1万種以上の釉薬の研究や古来の中国陶磁を研究する。
1920年代に入り、清水六兵衛の窯を譲り受け「鐘渓窯」と名付け制作活動を開始します。制作年代により作風を変化させながらも、1万種以上の釉薬を研究した彼の色彩と独創的な造形美は、唯一無二の作風を持ち日本をはじめ世界中の陶器コレクターを今でも魅了し続けています。代表作には、パリ万博でグランプリを得た壺で「鉄辰砂草花図壷」や「三彩果虫陶筥」などが挙げられ、晩年期に制作した「碧釉扁壷」は、後期における代表作と言われています。
河井寛次郎の略歴
1890年 | 島根県現安来市にて生まれる |
1910年 | 東京工業大学の窯業科に入学 |
1914年 | 京都市陶磁器試験場に入所 |
1920年 | 京都・五条坂にて窯を譲り受け「鐘渓窯」と名付け制作を開始 |
1921年 | 「創作陶磁展覧会」開催(開催地は、大阪と東京の高島屋) |
1926年 | 柳宗悦・濱田庄司・富本憲吉らと日本民芸美術館設立趣意書を発表 |
1929年 | 高島屋で個展を開催(日用の器:中期制作時代) |
1937年 | パリ万国博覧会で「鉄辰砂草花図壷」がグランプリを獲得 |
1947年 | 随筆「いのちの窓」を陶板で制作 |
1955年 | 文化勲章を辞退 |
1957年 | ミラノトリエンナーレでグランプリを獲得 |
1996年 | 76歳で逝去 |
鑑定人が教える河井寛次郎の作品価値と相場
河井寛次郎は民藝作家の中でも私との出会いの多い作家で好きな作家の一人でもあります。河井寛次郎の作品をホームページ巻頭で使わしていただいていることでもご理解いただけるかと存じます。個人的には呉須の茶碗や筥などが好みですが、一般的には三色扁壺や呉須の扁壺・鐡薬花文花瓶、花文陶板などに人気の傾向が感じられます。また、河井寛次郎の評価で特筆されるのは共箱(本人の箱書きがある)でない識箱(家族や親類が箱書)や作品にも寄ってきますが箱無しでも評価が高くつく稀有な作家でもあります。もし、お手持の河井寛次郎作品が完璧な状態でなくてもまずは専門家へご相談して頂くことが肝要です。
河井寛次郎作品の査定ポイント
河井寛次郎は、生涯に渡り壺・茶入・茶碗など数多くの作品を作陶しておりますが、制作年代や様々な釉薬を使い分ける独特の作風は、色彩の魔術師と言われた程です。特に、呉須や辰砂で制作された作品は人気があります。その中でも、評価の高い作品は100万以上と高値で買取されます。
その他にも、通常であれば共箱の有無によっても査定額に差がでるのですが、河井寛次郎の場合、民藝運動に参画した事で作品も実用的な器などになり、1929年頃から自身の作品に銘を入れなくなった為、識箱や箱なしでも鑑定額が高額になる珍しい作家でもあります。ですから、箱無しの河井寛次郎作品を売却予定でも作品や状態にもよりますが高額買取が可能です。又、陶芸作品以外の書やキセルなど。希少性や制作年代によっては高い鑑定額がつく可能性があります。
河井寛次郎 買取実績
河井寛次郎作品を売却する場合は鑑定書取得が必要
河井寛次郎の陶芸品は人気が高く贋作も数多く出回っております。供箱や識箱があるからと言っても安心はできません。制作中期~晩年にかけては、本人が銘を入れなかった事もあり、真贋においては確かな専門的知識と的確な目利きが必要になります。
まずは、古美術骨董えんやまでご相談ください。お手持ちの作品を拝見し的確なアドバイスをお約束致します。又、外箱が無い場合は正規鑑定機関での鑑定書取得をお願いする場合も御座います。
【河井寛次郎鑑定機関情報】
河井寬次郎記念館
〒605-0875 京都市東山区五条坂鐘鋳町569
電話・FAX 075-561-3585
河井寛次郎作品をご売却頂いたお客様のお声
民芸陶器が趣味だった父が残した河井寛次郎や濱田庄司の壺などをそろそろ売却処分しようと考えてネットのホームページが分かり易く、動画も良かったえんやさんに来てもらった。値段も良かったが丁寧な査定が決め手です。
(50代 女性)
祖母が飾っていた壺など数点を整理する為に専門の方に観て頂きました。社長の遠藤さんの顔写真で決めました。
(60代 男性)
古い箱に入った器や湯呑などが10点程あり骨董品専門の方に見てもらいたくて探しました。ホームページの動画を見てえんやさんにお願いする事にしました。
(70代 女性)
父が生前買い集めていた河井寛次郎の壺やお皿・徳利などいっぺんに売却したかった。サイトを見て誠実さが伝わっって来たのが決め手。
(70代 男性)
河井寛次郎作品の査定買取時に頂くご質問
- 河井寛次郎の壺や皿などがあるのですが買取してもらう場合の手順を教えて下さい。
- まずは、売却予定の作品の画像をLINEもしくは、メールにてお送り下さいませ。又、供箱や識箱がありましたら、そちらもご一緒にお送り下さいませ。河井寛次郎作品の場合は、「河井寬次郎記念館」の鑑定が必要な場合もあります。ある場合は、査定金額をご提示致します。鑑定書が必要と判断をした際には、「河井寬次郎記念館」の鑑定をとる作業に入ります。鑑定書発行前でも査定は可能ですが、買取は真贋後の買取となります。鑑定書の取得方法はお気軽にお尋ねください。
- 河井寛次郎の買取相場価格はどのようにして決まるのですか?
- 骨董専門業者間の交換会取引事例やオークションの落札価格が参考となり、それぞれの販売業者が感覚で決めることになります。ただし、制作時期、技法の種類、状態の良し悪しなどを勘案して算出される金額となりますので、基本的に1点1点買取価格は違うと考えた方が正しいと言えます。
- 箱書の有り無しで買取額は変わりますか?
- 作品自体に対しては、影響御座いませんが河井寛次郎の様に著名作家の場合は、共箱の有無で査定額が変わります。ただし、箱無しでも他の作家に比べ高い評価が付く事があります。
- 河井寛次郎作品の査定金額、支払い方法を教えて頂けますか?
- 本物と判断ができた作品に対してはその場で査定金額をお伝えします。ご了解を頂きましたら、現金でのお支払いとなります。振り込みをご希望の際はお振り込み対応致します。
出張買取の流れ

お問い合わせ・訪問日調整
お電話・メール・LINEにてお問い合わせをいただき、専門の担当者がご相談内容をお伺いし出張査定の日程を決めさせていただきます。

ご訪問
事前に、お客様と調整いたしました日程と場所に鑑定士がお伺いさせていただきます。

お品物の査定
軒先・玄関先などにて、ご要望のお品を直接拝見し査定金額をお伝えさせていただきます。

査定金額にご納得をいただきましたら、お支払いいたします。
査定金額にご納得をいただけましたら、即現金にてその場でお支払いいたします。
また、お振込をご希望の際には翌営業日にお振込みさせていただきます。
※出張料やその他費用は、いかなる場合であってもいただきません。
充実の買取項目
骨董・古美術えんやでは、河井寛次郎をはじめとする茶道具ジャンル以外にも幅広い美術品の取り扱いを行っております。記載のない美術品でも買取可能ですので、ご相談くださいませ。
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陶磁器・根付・古壷・蒔絵・指し物・堆朱・伊万里・時代家具・仏像・古道具など買取致します。また古い家屋や蔵などの整理の際は是非「えんや」をご指名ください。
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表千家・裏千家・武者小路千家の他、久田・堀内・小堀・薮内・山田など各流派書付ものの道具類など買取致します。また千家十職の作品、人間国宝など人気作家作品などから一般道具、お稽古道具まで全般的に買取致します。
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仏画・肉筆・版画・浮世絵・山水画・花鳥画・墨蹟古筆・色紙・短冊・画賛・手紙・消息など箱有り無しに関わらず、まずはご相談ください。
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陶磁器・根付・古壷・蒔絵・指し物・堆朱・伊万里・時代家具・仏像・古道具など買取致します。また古い家屋や蔵などの整理の際は是非「えんや」をご指名ください。
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洋画・日本画・版画はもちろん海外作家作品や復刻画も含め近代絵画から現代絵画まで幅広くお取扱い致します。文化勲章受章者はもちろんその他著名作家及び作者名が不明な作品なども買取対象となります。まずはご相談ください。
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陶磁器・書画を中心に堆朱・茶かご・鼻煙壷・翡翠の彫刻類など買取致します。
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ガレ・ドーム・ミューラー・ラリック・バカラなどのガラス工芸品やマイセン・KPM・セーブル・ウースターなど陶磁器類及び小物や家具、絵画・ブロンズ・彫刻などもお取扱い致します。
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甲冑とは戦闘の際に兵士が身につける伝統的な防具の総称。 骨董品買取のえんやでは他社では取り扱いの難しい甲冑でも買取致します。
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金・銀・白金(プラチナ)などの貴金属製品類も、取り扱っております。 まずはご相談ください。
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金属に細工をする工芸。またはその職人。金工品には金・銀・銅・錫・鉄等を主材料とした彫金等による甲冑、仏具、荘厳具、装身具、工匠具類などがある。
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漆(うるし)の木にキズをつけ、滲み出した樹液を採取し目的別に調整します。これを接着剤にしたり、塗料として使用しますが、その他に形そのものを造ることもできます。
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着物・和装小物、昭和レトロ・おもちゃ・古小家具・贈答品・ブランド品・貴金属・勲章・軍装などまずはご相談ください。
買取対応エリア
茶道具買取えんやは、河井寛次郎作品を日本全国対象に出張買取させて頂きます。
北海道・東北 | 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 |
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